Users Guide
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omdiag: Diagnostice Service(診断サービス)の使用
DellOpenManage™ServerAdministratorバージョン 5.0 コマンドラインインタフェースユーザーズガイド
omdiag about
omdiag about details=true
omdiag chassis
omdiag storage
omdiag system
omdiag コマンドを使うと、ハードドライブ、物理メモリ、通信と印刷ポート、ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)、CMOS などのシャーシやストレージコンポーネントをテストできます。
この項で説明するテストの大半は 1 分以内で完了しますが、 デバイスによっては、テストに時間がかかるものもあります。コマンドラインインタフェースで開始したテストは途中で中止できません。
表3-1 はomdiag コマンドの高レベルの概要です。 「コマンドレベル 2」と「コマンドレベル 3」の列には omdiag で使用できる主要な引数を一覧にします。 「用途」の列では omdiag を使って実行
される処置について一般的な説明を提供します。 コマンドの構文と使い方の詳細については、この項で後述します。
表 3-1.omdiag コマンドレベル 1、2、3
注意: DSM SA 接続サービス(Microsoft®Windows®を実行しているシステムで)または dsm_om_connsvc(SUSE® LINUX Enterprise Server および Red Hat®
Enterprise Linux を実行しているシステムで)が実行していないときに omdiag コマンドを複数のコンソールから実行すると、最初のコンソールでのテストは完了するまで実行しますが、そ
の後のコンソールでのテストは「テストは中断されました。」というメッセージを表示して終了する可能性があります。
メモ: Server Administrator GUI の診断状態 ウィンドウを使用すると、CLI から実行した Diagnostic Service テストを中止できます。診断 タブをクリックし、 状態をクリックしてから、中
止をクリックして現在実行中のテストを停止するか、すべて中止をクリックして現在実行中のテストと要求したすべてのテストを停止します。
メモ: <Ctrl-C> を使ってコンソールから CLI のセッションはキャンセルできません。 ただし、CLI から開始したテストは、GUI の [診断状態] ページにある [中止] リンクを使って中止できま
す。
メモ: omdiag コマンドを入力するときにセキュアポートサーバーが実行していない場合は、システムがハードウェアをチェックして、表示する診断情報を決定しなければならないので、コマンド
が実行されるまでかなりの遅延が生じます。
メモ: Microsoft Windows オペレーティングシステム環境のシステムで列挙処理を行うには、Windows Management Instrumentation(WMI)サービスが実行中であることが必要
です。
コマンドレベ
ル 1
コマンドレベ
ル 2
コマンドレベル 3
「名前=値」のペア
用途
omdiag
about
Server Administrator プログラムのバージョン番号とプロパティを表示しま
す。
details=true
インストールされている全ての Server Administrator プログラムの情報を表
示します。
system
シャーシまたはストレージについてはレベル 3
の任意のコマンド
指定したシャーシまたはストレージコンポーネントをテストします。
passes=<n>
テストを n 回実行します。
maxtime=<分>
指定した時間( <分>)テストを実行します。
quicktest=
<true /false>
速いアルゴリズムがあれば、それを使って特定のテストを実行します。
haltonerror=<true/false>
エラーが発生したら、テストを中止します。
Device= <番号>
テストを実行するデバイスを指定します。
chassis
cmos
メモリ
modem
network
parallelport
pci
serialport
rac
usbctrl
CMOS のテストを実行します。
メモリのテストを実行します。
モデムのテストを実行します。
NIC のテストを実行します。
パラレルポートのテストを実行します。
NIC テストを実行します。
シリアルポートのテストを実行します。
RAC のテストを実行します。
ユニバーサルシリアルバス(USB)
コントローラをテストします。
passes=<n>
テストを n 回実行します。
maxtime=<分>
テストを特定の時間( <分>)内で実行します。
quicktest=<true/false>
速いアルゴリズムがあれば、それを使って特定のテストを実行します。
haltonerror=
<true/false>
エラーが発生したら、テストを中止します。
Device= <番号>
テストを実行するデバイスを指定します。