Users Guide
¡ Intel 制御レジスタテスト — I/O アドレスに競合がないかチェックし、レジスタのアクセス可能性をテストします。 このテストには、すべての一般レジスタ、レジスタの受信、およびレジス
タの転送が含まれます。 EEPROM 制御 / データレジスタはテストされません。
¡ Intel EEPROM テスト — EEPROM からのデータ読み取りの整合性を確認します。 このテストで、EEPROM からの書き込みと読み取りを完了し、矛盾がないかどうか結果を比較し
ます。
¡ Intel 割り込みテスト — 割り込みレジスタを使用してすべての NIC 割り込みが動作することを確認します。
¡ Intel Mac ループバックテスト— パケットを自分宛てに送信して、NIC がパケットを送受信できる能力をテストします。 このテストでは MAC ループバックモードを使用します。
¡ Intel PHY ループバックテスト — パケットを自分宛てに送信して、NIC がパケットを送受信できるかテストします。 このテストでは PHY ループバックモードを使用します。 すべての
NIC が PHY ループバックをサポートしているわけではありません。
¡ Intel リンクテスト— ネットワーク上に 1000 の専用パケットを送信し、同一のパケットを取得することによって、ネットワーク接続と NIC 送受信機能をチェックします。
Intel オンライン診断テストと Intel オフライン診断テストは、サポートされている Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステム環境のシステムでのみ使用可能です。
¡ Intel オンライン診断テスト — NIC の通常の運用を中断せずに一部のテストを実行します。
¡ Intel オフライン診断テスト — すべてのテストを実行します。 このテストによって、NIC の通常の運用が中断される可能性があります。
omdiag chassis parallelport
omdiag chassis parallelport コマンドを使ってパラレルポートをテストします。パラレルポートは、デバイスをコンピュータに接続するための高速通信ポートです。
パラレルポートのテストで一連の文字をポートに書き込んでから、再度それを読み返します。 このテストで書き込まれた文字と読み取られた文字に相違が検出された場合は、エラーが記録され、テスト
結果に「失敗」と表示されます。パラレルポートのテストは以下のテストを実行します。
l モードテスト — ECP(拡張機能ポート)の異なるモードをテストします。 以下のモードをテストします。
¡ 標準モード(単方向)
¡ バイトモード(双方向モードまたはリバースモード)
¡ パラレルポート FIFO モード(SPP ハードウェアハンドシェーク)
¡ EPP モード(チップセットによっては使用できない場合もあります)
¡ ECP FIFO モード(ECP ハードウェアハンドシェーク)
¡ FIFO テストモード(FIFO レベルを特定するテストモード)
¡ 設定モード(cnfgX レジスタを使用できます)
l パラレルポートレジスタテスト — たとえば、あるデータをレジスタに書き込んで、同じレジストリのデータを読み取って、書き込まれたデータ(データパターン、ウォーキングビットなど)と照らし合
わせて検証するなどの読み書き戦略を使ってパラレルポートレジスタをテストします。 以下のレジスタをテストします。
¡ 標準パラレルポート(SPP)レジスタ: 制御、データ、および状態ポートレジスタ
¡ 拡張パラレルポート(EPP)レジスタ: アドレスと EPP データポートレジスタ
¡ 拡張機能ポート(ECP)レジスタ: 拡張制御レジスタ(ECR)
¡ ECP 設定レジスタ A および B(cnfgA、cnfgB)
l FIFO テスト — パラレルポートを FIFO テストモードに設定します。 FIFO のレベルを検出し、別のデータパターンを FIFO に書き込んで、FIFO からパターンを読み取ります。 読み取りデー
タと書き込みデータが異なる場合は、テストで適切な結果が送信されます。
l ECP プロトコルテスト — ECP プロトコルには、Run-Length エンコーディング(連続した繰り返しバイトを repeatHcount を持つ 1 バイトとして送信)と呼ばれる簡単な圧縮スキーマ(最大
圧縮率は 64:1)が含まれます。このテストでは、パラレルポートを FIFO テストモードに設定し、圧縮に対応しているかどうかをテストし、適切な結果を送信します。
omdiag chassis pci
omdiag chassis pci コマンドを使用すると、PCI パスをテストしてすべての PCI デバイスをチェックできます。
PCI テストにはボード構成テストが含まれます。このテストで PCI 機能の存在を確認してから、すべての PCI デバイスをスキャンして通信を確認します。 PCI 診断では、システムボードのさまざまな
バスが列挙されます。 PCI バス以外にも、パッケージでは SCSI、IDE、および USB バスが列挙されます。 Microsoft Windows 環境のシステムでは、列挙処理を行うには WMI(Windows
Management Instrumentation)サービスが実行中であることが必要です。 ネットワークテストでは以下のテストが実行されます。
l PCI デバイス設定テスト — PCI バスをスキャンし、すべての PCI デバイスを列挙します。 このテストでは、使用中の各 PCI デバイスの割り込み要求(IRQ)を調べ、同じ要求を共有するデ
バイスに警告を発します。 また、デバイス用のドライバがロードされ正しく機能しているかどうかもチェックします。
omdiag chassis rac
omdiag chassis rac コマンドを使用して、RAC(Remote Access Controller)上でテストを実行します。
メモ: Intel MAC ループバックテストは、Intel PRO/1000 MF および Intel PRO/1000 MT DP ネットワークカードではサポートされていません。
メモ: モードテストによって、印刷中のプリンタなど、パラレルポートに接続しているデバイスが正常に動作しなくなる場合があります。
メモ: 接続した外部デバイスをすべてオフにしてから、この診断を実行してください。