Users Guide
は失敗し、次のメッセージが返されます。
An application or service that manipulates RAID such as FAST or PERC Console has reserved the controller and must be stopped before
running this test. See the Server Administrator online context-sensitive help or the "Server Administrator CLI User's Guide" for more
information.
(FAST、または PERC コンソールなどの RAID を操作するアプリケーションやサービスがコントローラを予約しているので、このテストを実行する前に停止する必要がありま
す。詳細については、Server Administrator の状況に応じたオンラインヘルプ、または『Server Administrator CLI ユーザーズガイド』を参照してください。)
l LSI RAID コントローラハードウェアテスト — 2 つの部分から構成されます。
¡ 設定テスト — 設定データの形式と内容をテストし、実際の設定と比較して矛盾がないか調べます。 形式の違いや設定の誤りがすべて報告されます。 このテストに失敗しても、コントロ
ーラに欠陥があるとは限りません。 このテストのエラーとは、コントローラの設定が NVRAM のデータと一致していないという意味です。
¡ タイマーテスト — RAID コントローラのタイマーシーケンスをテストします。 サポートされていないタイマーシーケンスの検証を行うと、タイマーテストに失敗します。 タイマーテストに失
敗すると、コントローラにはエラーと表示されます。
l LSI RAID コントローラバッテリテスト — バッテリがあれば、バッテリの電圧と温度をテストします。 テストに失敗し、バッテリが RAID コントローラにインストールされている場合は、バッテリを
交換します。 テストは破壊的ではなく、コントローラが管理するストレージデバイスにデータを書き込むことはありません。
l Adaptec および LSI アレイディスクテスト — システムのハードドライブをテストします。 認定 Adaptec または LSI RAID コントローラを通してシステムに接続されたハードドライブをテスト
し、ドライブに問題がないかチェックします。 このテストは、ドライバがコマンドに応答し、診断情報を返す機能を検証して、ハードドライブ全体のデータの整合性を確認します。
l 接続ディスクの識別 — コントローラと接続デバイスの間の SCSI サブシステムの整合性を確認します。 接続したディスクの識別テストは、Adaptec および LSI コントローラにデバイスが接
続している場合にのみ使用できます。
ハードドライブ入出力動作が減ると、診断が再開します。 メッセージが表示されるメッセージ:
Device Inquiry command failed
(デバイス要求コマンドは失敗しました)
ハードドライブが正しく接続されていない可能性があります。 ケーブルをチェックして、ハードドライブが正しくコントローラに接続しているか確認してください。 ハードドライブにもエラーが発生し、次のメッ
セージが表示される場合があります。
Device failed a send diagnostic command: Check cable connections and termination and run this test again. If this error still occurs, it
may indicate a hardware problem.
(デバイスは診断送信コマンドに失敗しました。 ケーブルの接続とターミネータを確認し、テストを再実行してください。 このエラーが再発する場合は、ハードウェアに問題が
あることを示しています。)
このメッセージが表示されないようにするには、システムのハードドライブ入出力動作が少ないときに診断を再実行してください。
l Adaptec および LSI 点滅ディスクライト — ハードドライブのライトを 30 秒間点滅させて、ハードドライブの特定を支援します。
omdiag storage sasdevdiag
omdiag storage sasdevdiag コマンドを使って、SAS、SAS RAID コントローラ、および接続済みのデバイスをテストします。このテストは、以下のテストを実行します。
l 物理的整合性テスト — SAS エンクロージャと接続済みハードドライブの物理層の整合性を検証します。エラーが確認されると、エラーが発生した旨を伝えるエラーメッセージが表示されます。
デルのテクニカルサポート要員がさらに分析する場合は、詳細な Phy エラーレポートログ(カンマ区切り値、CSV ファイル)を利用できます。このログファイルを解析するには、Phy の予備知識
が必要です。CSV ファイルは、Microsoft Excel や Open Office などの一般のアプリケーションで開くことができます。エラーが繰り返す場合は、デルのテクニカルサポートにご連絡くださ
い。
l コントローラのログテスト — SAS RAID コントローラは、過去に発生したすべてのイベントをメモリに保存します。このテストは、ログを読み取り可能なテキストファイルやカンマ区切り値
( CSV )ファイルにエクスポートします。エクスポートされたログファイル内のエントリは、デルのテクニカルサポート要員のためのものです。ログ内のメッセージはユーザーレベルで役に立つ情
報です。クイックテストは、最後にシステムが起動したときからのエントリのみを検索します。デルのサポート要員は、テキストまたは CSV ファイルを使ってログを分析し、システムのエラーの可
能性を特定します。デフォルトではテストの実行に約 5 分間かかりますが、クイックモードでは 90 秒間です。
l エンクロージャのログテスト — エンクロージャは過去に発生したすべてのイベントをメモリに保存します。このテストは、ログを読み取り可能なテキストファイルやカンマ区切り値( CSV )ファイ
ルにエクスポートします。エクスポートされたログファイル内のエントリは、デルのテクニカルサポート要員のためのものです。ログ内のメッセージはユーザーレベルで役に立つ情報です。デルの
サポート要員は、テキストまたは CSV ファイルを使ってログを分析し、システムのエラーの可能性を特定します。
l ディスク自己テスト — 適格な SAS または RAID コントローラを通してシステムに取り付けられたハードディスクを検証して、ハードディスクが故障したかどうかを判断します。
omdiag storage scsidevdiag
omdiag storage scsidevdiag コマンドを使用すると、SCSI コントローラ、接続ハードドライブ、テープデバイスなどをテストできます。 このテストは、以下のテストを実行します。
l SCSI チャネル通信テスト — コントローラと接続デバイスの間の SCSI サブシステムの整合性を確認します。 コントローラにデバイスが接続している場合も、このテストを使用できます。
l SCSI ディスクテスト — ハードドライブヘッドをディスクの中心から最大トラックまで外側に向けて 1 トラックずつ連続的に移動し、ディスク全体をテストします。 クイックテストは、ディスクドライ
ブヘッドを 1 回に 1 トラックずつ、ディスク上の数百のランダムな位置に移動します。
l 点滅ディスクライト — ハードドライブのライトを 30 秒間点滅させて、ドライブの特定を支援します。
l SCSI テープドライブテスト — SCSI ケーブルを使って SCSI コントローラチャネルに接続された SCSI テープドライブで、幾つかのテストを実行します。テープドライブおよび SCSI コントロ
メモ: FAST、または PERC コンソールを終了するには、アプリケーションを閉じます。
メモ: ハードディスク診断は、I/O への影響を制限するために、優先順位の低いバックグラウンドタスクとして実行するように設計されています。ハードディスク診断は優先順位が低いので、診断
を実行している間はハードディスク操作を制限することをお勧めします。他のハードディスク I/O 操作が同時に実行中の場合には、診断速度が遅かったり、停止したりする場合があります。
メモ: ハードディスク診断は、I/O への影響を制限するために、優先順位の低いバックグラウンドタスクとして実行するように設計されています。ハードディスク診断は優先順位が低いので、診断
を実行している間はハードディスク操作を制限することをお勧めします。他のハードディスク I/O 操作が同時に実行中の場合には、診断速度が遅かったり、停止したりする場合があります。