Users Guide
ーラドライバはテープドライブを列挙するようインストールする必要があります。 次のテストが SCSI テープドライブで実行されます。
¡ テープデバイスセルフテスト — ドライブにあるメディアが書き込み可能であるか確認します。このテストでは、オートローダ / チェンジャーにはテープカートリッジは必要ありません。 ド
ライブにインストールされたメディアにデータを書き込むテストなので、テープドライブにはテープカートリッジが必要です。 このテストは、まずホストからテープドライブまでの通信パスを
確認します。 交信が確認されたら、このテストは、ドライブ RAM のクイックテストを実行し、その後にビルトイン RAM の診断を実行します。 テープドライブの種類によって診断が異なる
場合があります。 オートローダ / チェンジャーでは他のテストは実行しません。 テープドライブでは、診断が幾つかのデータブロックとァイルマークをドライブ上に書き込み、ドライブがフ
ァイルマークに沿ってスペースをあける機能をテストします。
¡ テープドライブメディアテスト — ドライブにあるメディアにデータを書き込みます。 ドライブのメディアは書き込み可能か確認します。クイックテストは、メディアの'30% の容量まで書き
込んだ後、メディアの先頭に戻ります。それからデータは読み込まれ、書き込まれたデータの完全性を確認します。 このテストの完了後に、データは消却されます。 完全テストはメディ
アの容量 80% までデータを書き込みます。
¡ テープドライブ挿入テスト — テープドライブがテープカートリッジをロードする機能を確認します。 オートローダ / テープドライブチェンジャーには、このテストを使用できません。 このテ
ストも小規模データの書き込みを行い、書き込んだデータを確認した後メディアを取り出します。
¡ テープドライブの取り出しテスト — テープドライブがテープカートリッジを取り出す機能を確認します。 Prevent Allow Medium Removal SCSI コマンドを発行しテープカートリ
ッジのアンロードを試みます。 オートローダ / テープドライブチェンジャーには、このテストを使用できません。
¡ テープドライブファームウェアの確認(オプション) — アップデートが可能かどうかテープドライブのファームウェアの改訂番号確認してください。
l SCSI テープライブラリ / チェンジャーテスト — SCSI テープライブラリまたはチェンジャーで、SCSI ケーブルを使って接続した SCSI コントローラチャネルの幾つかのテストを実行します。
適切な SCSI コントローラとテープチェンジャーまたはライブラリドライブは、テープチェンジャーまたはライブラリが列挙されるようにインストールする必要があります。 以下のテストは SCSI テ
ープライブラリまたはチェンジャーで実行されるテストです。
¡ テープデバイスセルフテスト — ホストからテープドライブまでの通信パスを最初に検証します。 交信が確認されたら、このテストは、ドライブ RAM のクイックテストを実行し、その後に
ビルトイン RAM の診断を実行します。 このテストにテープカートリッジは不要です。 テープドライブの種類によって診断が異なる場合があります。
¡ テープチェンジャーオートメーションテスト — オートローダまたはライブラリでロボティックコンポーネントの機能をテストします。 このテストは、2 つの個別テストからなっています。 スロ
ットからスロットテストとスロットからドライブテストです。 完全なテープチェンジャーオートメーションテストでは、この 2 つのテストを 2 回繰り返します。
スロットからスロットテストはデバイスによってサポートされていない場合があります。 このタイプの機能をサポートしているデバイスの場合は、テープカートリッジをあるストレージスロット
から別のスロットにランダムに移動して、また元のスロットに移動します。
スロットからドライブテストは、テープカートリッジを 1 つまたは複数のドライブ間でランダムにロードしたりアンロードしたりします。
¡ テープチェンジャー/ライブラリファームウェアの確認(オプション)— テープチェンジャー / ライブラリ ファームウェアの改訂番号をチェックして、アップデートが必要かどうか確認しま
す。
omdiag system
omdiag system コマンドを使用すると、システムのコンポーネントをテストできます。その場合、コンポーネントがシャーシの一部でなくてもかまいません。たとえば、omdiag system memoryは
omdiag chassis memory を実行する場合と同様にメモリをテストします。
omdiag system -?
omdiag system -? コマンドを使用すると、システムのすべてのコンポーネントを表示できます。
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メモ: テープテストは、テープの容量に比例するので終了するまで数時間かかることがあります。 標準テストは終了まで 10 時間以上を所要しますが、クイックテストは 10 時間以内で
終了します。
メモ: テープドライブからメディアが取り出されたら、個別テストとしてテープドライブ挿入テストを実行します。 このデバイス上では、このテストと他のテストをグループ化しないでくださ
い。
メモ: テープドライブからメディアが取り出されたら、個別テストとしてテープドライブの取り出しテストを実行します。 このデバイス上では、このテストと他のテストをグループ化しないでく
ださい。