Users Guide
omreport chassis slots
omreport chassis slots コマンドを使用すると、システムのスロットのプロパティが表示されます。次のように入力します。
omreport chassis slots index=n
index パラメータはオプションです。 インデックスを指定しない場合は、システムのすべてのスロットのプロパティが表示されます。 インデックスを指定する場合は、特定のスロットのプロパティが表示さ
れます。
システムの各スロットについては、インデックス、スロット ID、 アダプタ、 データバスの幅 フィールドの値が表示されます。
index はシステムのスロット番号です。
スロット ID は、スロットの隣のシステムのマザーボードに印刷されたシルクスクリーン名です。 英数字テキストはシステムの各スロットを独自に識別します。
アダプタ はスロットに合ったカード名とタイプを指し、たとえばストレージ配列コントローラ、SCSI アダプタ、HBA などが含まれます。
データバスの幅 は、システムのコンポーネント間の情報経路の幅をビットで表したものです。 データバスの幅の範囲は 16~64 ビットです。
omreport chassis temps
omreport chassis temps コマンドを使用すると、システムの温度プローブのプロパティが表示されます。 以下のように入力します。
omreport chassis temps index=n
index パラメータはオプションです。 インデックスを指定しない場合は、システムにある可能性のある温度プローブ用に設定された状態、読み取り値、しきい値などの概要が表示されます。 インデックス
を指定する場合は、特定の温度プローブの概要が表示されます。
omreport chassis volts
omreport chassis volts コマンドを使用すると、システムの電圧プローブのプロパティが表示されます。 以下のように入力します。
omreport chassis volts index=n
index パラメータはオプションです。 インデックスを指定しない場合は、システムにある可能性のある電圧プローブ用に設定された状態、読み取り値、しきい値などの概要が表示されます。 インデックス
を指定する場合は、特定の電圧プローブの概要が表示しされます。
omreport system のコマンド
omreport system コマンドを使用すると、ログを表示したり、シャットダウン操作の設定方法を確認したり、しきい値、所有権情報のコスト、回復処置などの設定方法に関する情報が表示されます。
omreport system
omreport system コマンドを使用すると、システムコンポーネントの一般的な状態が表示されます。 omreport system shutdown のようなレベル 3 のコマンドを指定すると、omreport
system で取得する高レベルの状態でなく、1 つのシステム コンポーネントの詳細情報を取得できます。 次のように入力します。
omreport system
システムに、メインシステムシャーシと直接接続している 最低 1 つのストレージデバイスの両方がある場合は、以下の例に示すような概要が表示されます。
ログ表示のコマンド
omreport system コマンドを使用すると、ログが表示されます。表示できるログには、警告ログ、コマンドログ、ハードウェアまたは ESM ログおよび POST ログがあります。
アラートログの内容を表示するには、次のように入力します。
メモ: このマニュアルで使用するすべての出力例と同様に、以下は 1 例にすぎず、実際の出力はシステム構成によって異なります。
SEVERITY
:
COMPONENT
Ok
:
Main System Chassis
Critical
:
Storage
メモ: 警告ログまたはコマンドログで無効な XML データ(選択対象で生成された XML データがうまくできていなかった場合など)、"omconfig system alertlog action=clear" または
"omconfig system cmdlog action=clear" とタイプしてログをクリアすると問題を解決できます。今後のためにログ情報を保管しておきたい場合は、ログをクリアする前にログのコピーを保
存しておくとよいでしょう。 ログのクリアの詳細については、「ログをクリアするコマンド」を参照してください。