Users Guide
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セットアップと管理
DellOpenManage™ServerAdministratorバージョン 5.0 ユーザーズガイド
セキュリティ管理
ユーザー特権の割り当て
対応する Windows オペレーティングシステムでゲストアカウントと匿名アカウントを無効にする
SNMP Agent の設定
X.509 証明書管理の必要条件
Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムを実行中のシステムのファイアウォール設定
セキュリティ管理
Server Administrator は、ウェブベースのインタフェースとコマンドラインインタフェースの両方に対し、ロールベースのアクセス制御(RBAC)、認証、および暗号化を使ってセキュリティを提供しま
す。
ロールベースのアクセス制御
RBAC では、特定の役割の人物によって実行できる操作を決定してセキュリティを管理します。 各ユーザーには 1 つまたは複数の役割が割り当てられ、各役割にはその役割のユーザーに許可される
1 つまたは複数のユーザー特権が割り当てられます。 RBAC では、セキュリティ管理は組織構造と密接に対応しています。
ユーザー特権
Server Administrator は割り当てられたユーザーのグループ特権に応じて、異なるアクセス権を与えます。 ユーザーには、 ユーザー、パワーユーザー、システム管理者の 3 つのレベルがありま
す。
ユーザーはほとんどの情報を表示できます。
パワーユーザーは警告しきい値の設定、診断テストの実行、警告またはエラーイベントが発生したときの警告処置を設定できます。
システム管理者はシャットダウン処理の設定と実行、システムでオペレーティングシステムが無応答の場合の自動回復処理の設定、ハードウェア、イベント、およびコマンドログのクリアなどを実行できま
す。 また、システム管理者は電子メールを送信するシステムも設定可能です。
Server Administrator は、ユーザー特権でログインしたユーザーには読み取り専用アクセス、パワーユーザー特権でログインしたユーザーには読み書きアクセス、システム管理者権限でログインし
たユーザーには読み取り、書き込み、および管理アクセスを与えます。 表 3-1 を参照してください。
表 3-1 ユーザー特権
読み取りアクセスを使用すると、Server Administrator によって報告されたデータを参照できます。 読み取りアクセスでは管理システムの値を変更したり設定することはできません。
書き込みアクセスでは、管理システムの値を変更または設定できます。
システム管理者によるアクセスでは管理システムもシャットダウンできます。
Server Administrator サービスにアクセスするための特権レベル
表 3-2 は、Server Administrator サービスにアクセスして管理できるユーザーレベルをまとめたものです。
表 3-2 Server Administrator ユーザー特権レベル
ユーザー特権
アクセスタイプ
システム管理者
書き込み
読み取り
ユーザー
X
パワーユーザー
X
X
システム管理者
X
X
X
サービス
必要なユーザー特権レベル
表示
管理
計装
U, P, A
P, A