Users Guide
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Storage Management Service(ストレージ管理サービス)の使い方
DellOpenManage™ServerAdministratorバージョン 5.1 コマンドラインインタフェースユーザーズガイド
Storage Management は全機能を装備したコマンドラインインタフェース(CLI)で、Storage Management のレポート、設定、管理などのあらゆる機能をオペレーティングシステムのコマンドシェル
から実行できます。 また、Storage Management CLI を使用すると、コマンドシーケンスのスクリプトを作成することもできます。
Storage Management CLI は、Dell OpenManage™ Server Administrator の omreport コマンドとomconfig コマンドのオプションを拡張するものです。 本章では Storage Management に適用
する omreport と omconfig コマンドについてのみ述べられています。 インストールについては、『Dell OpenManage Installation and Security(インストールとセキュリティ)ユーザーズガイド』
を参照してください。 Storage Management の詳細に関しては、Storage Management オンラインヘルプおよび『Dell OpenManage Server Administrator Storage Management ユーザーズガイ
ド』を参照してください。
CLI のコマンド構文
Server Administrator の全コマンドと同様に、omreport と omconfig のコマンド構文はコマンドの「レベル」の指定から成ります。 最初のコマンドレベルは、コマンド名の omreport または
omconfig です。 次のコマンドレベルでは、コマンドの対象となるオブジェクトの種類や、コマンドで表示される情報をより細かく特定します。
たとえば、次の omconfig コマンド構文には 3 つのレベルがあります。
omconfig storage pdisk
以下の表で、これらのコマンドレベルについて説明します。
表 8-1.コマンドレベルの例
omreport と omconfig のコマンド構文では、コマンドレベルに続いて、「名前=値」のペアが 1 つまたは複数必要になることがあります。 「名前=値」のペアは、オブジェクト自体(特定の物理デ
ィスクなど)またはコマンドが実装するオプション("blink" または "unblink")を指定します。
たとえば、物理ディスクを点滅させる次の omconfig コマンド構文には、3 つのレベルと 3 つの「名前=値」のペアがあります。
omconfig storage pdisk action=blink controller=id pdisk=<物理ディスク ID>
ここで、物理ディスク ID=<connector:エンクロージャ ID:ポート ID | connector:ターゲット ID>です。
この例では、controller=id の id はコントローラ番号のことで、たとえばコントローラ 1 は controller=1 と指定されます。
必須、オプション、変数のコマンド要素の構文
omreport および omconfig コマンドには、複数の「名前=値」のペアがあります。 これらの「名前=値」ペアには、必須、オプション、および変数のパラメータが含まれる場合があります。 以下
の表で、これらのパラメータを示すために使用する構文について説明します。
表 8-2.パラメータの「名前=値」ペアの構文
CLI のコマンド構文
必須、オプション、変数のコマンド要素の構文
omreport storage と omconfig storage のユーザー特権
omreport コマンド
omreport ストレージヘルプ
omconfig グローバルのコマンド
omconfig コントローラのコマンド
omconfig 仮想ディスクのコマンド
omconfig 物理ディスクのコマンド
omconfig バッテリのコマンド
omconfig コネクタコマンド
omconfig エンクロージャのコマンド
コマンドレベル 1
コマンドレベル 2
コマンドレベル 3
用途
omconfig
コマンドを指定します。
storage
コマンドを実装する Server Administrator のサービス(この場合は Storage Management)を示します。
pdisk
コマンドの対象となるオブジェクトの種類を指定します。
構文
説明
controller=id
omreport storage controller コマンドによって報告されるコントローラ IDを示します。 これらの値を得るには、omreport storage controller と入力してコントローラ ID
を表示してから、omreport storage pdisk controller=id と入力し、コントローラに接続している物理ディスクの ID を表示します。
たとえば、controller=id パラメータは controller=1 と指定します。
connector=id
omreport コマンドによって報告されるコネクタ ID を示します。 これらの値を得るには、omreport storage controller と入力してコントローラ ID を表示してから、
omreport storage connector controller=id と入力し、コントローラに接続されているコネクタの ID を表示します。
たとえば、connector=id パラメータは connector=2 のように指定します。