Users Guide
omconfig グローバルのコマンド
以下の項では、グローバルコマンドを実行するために必要な omconfig コマンド構文について説明します。 実行すると、これらのコマンドはすべてのコントローラに適用されます。 また、これらのグ
ローバルコマンドは、Storage ツリービューオブジェクトの 情報 / 設定 サブタブ に表示されるグローバルタスクにも対応しています。
表 8-15.omconfigグローバルのコマンド
omconfig グローバル Smart サーマルシャットダウンを有効にする
デフォルトでは、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達すると、オペレーティングシステムとサーバーがシャットダウンします。 ただし、PV220S および
PV221S エンクロージャにコネクタの冗長性を実装している場合は、エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達したときにエンクロージャだけをシャットダウンし、オペレーティングシステムと
サーバーはシャットダウンしないように指定できます。 温度が高すぎる間エンクロージャだけをシャットダウンするように指定する操作を「Smart サーマルシャットダウン」と呼びます。 詳細について
は、オンラインヘルプを参照してください。
サーマルシャットダウンを有効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=enablests
構文例
サーマルシャットダウンを有効にする omconfig コマンド構文では、コントローラやエンクロージャの ID を指定する必要はありません。 サーマルシャットダウンを有効にするには、次のように入力しま
す。
omconfig storage globalinfo action=enablests
omconfig グローバル Smart サーマルシャットダウンを無効にする
omconfig コマンドを使ってサーマルシャットダウンを有効にしている場合、サーマルシャットダウンを無効にしてシステムをデフォルト設定に戻すことができます。 サーマルシャットダウンを無効にする
と、PV220S および PV221S エンクロージャが臨界温度の摂氏 0 または 50°に達したときにオペレーティングシステムとサーバーがシャットダウンします。
サーマルシャットダウンを無効にするには、次の omconfig コマンド構文を使用します。 このコマンドは、すべてのコントローラの Smart サーマルシャットダウンを無効にします。
完全な構文
omconfig storage globalinfo action=disablests
構文例
サーマルシャットダウンを無効にする omconfig コマンド構文では、コントローラやエンクロージャの ID を指定する必要はありません。 サーマルシャットダウンを無効にするには、次のように入力しま
す。
omconfig storage globalinfo action=disablests
omconfig グローバルコントローラの再スキャン
必要なコマンドレベル(1、2、3)
オプション「名前=値」
のペア
omconfig storage globalinfo
action=enablests
action=disablests
action=globalrescan
メモ: omreport storage globalinfo コマンドを使用すると、現在 Smart サーマルシャットダウンが有効か無効かを確認できます。 Smart サーマルシャットダウンの状態は、Server
Administrator のグラフィカルユーザーインタフェースにも表示されます。 この状態を見つけるには、Storage オブジェクトと 情報 / 設定 タブ選択します。
メモ: omreport storage globalinfo コマンドを使用すると、現在 Smart サーマルシャットダウンが有効か無効かを確認できます。 Smart サーマルシャットダウンの状態は、Server
Administrator のグラフィカルユーザーインタフェースにも表示されます。 この状態を見つけるには、Storage オブジェクトと 情報 / 設定 タブ選択します。