Users Guide
omreport rac authentication
omreport rac authentication コマンドを使って、ユーザーのローカルオペレーティングシステム認証を、RAC 用に有効にするか無効にするか指定することができます。
RAC には、ユーザーアクセスを認証する方法が 2 つあります。 RAC 認証と、ローカルオペレーティングシステム認証です。 RAC 認証は常に有効になっています。 システム管理者は、RAC へのアク
セスを許可する特定のユーザーアカウントとパスワードを設定することができます。
オペレーティングシステムでは、システム管理者が異なるレベルのユーザーとユーザーアカウントを定義する必要があります。各ユーザーレベルによって与えられる特権が異なります。 RAC におけるロ
ーカルオペレーティングシステム認証は、オペレーティングシステムのユーザーに 1 組の特権を定義し、RAC に別のユーザーとアカウントを設定することを希望しないシステム管理者が使用できるオプ
ションです。 RAC のローカルオペレーティングシステム認証を有効にすると、RAC にログインするオペレーティングシステム上でシステム管理者状態を持つすべてのユーザーを有効にすることになりま
す。
omreport rac authentication のコマンド例
以下のように入力します。
omreport rac authentication
表示される結果には、オペレーティングシステムユーザーアクセス定義を使用して RAC にアクセスするユーザーの認証が無効になっているか、有効になっているかが表示されます。 たとえば以下のよ
うになります。
omreport rac authentication
localauthenable=true
omreport rac dialinusers
omreport rac dialinusers コマンドを使って、ダイヤルインユーザーのプロパティ値を表示します。 表6-2 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 6-2.omreportracdialinusers
omreport rac dialoutusers
omreport rac dialoutusers コマンドはデマンドダイヤルアウトユーザーのプロパティ値を表示します。 表6-3 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 6-3.omreportracdialoutusers
omreport rac network
omreport rac network コマンドを使って、NIC プロパティ値を表示します。
omreport rac modem
omreport rac modem コマンドを使って、オンボードモデムプロパティ値を表示します。
「名前=値 」のペア
説明
username=<テキスト>
<テキスト>で指定したユーザー名を持つダイヤルインユーザーエントリを表示します。
index=<n>
インデックスが n と等しいダイヤルインユーザーのエントリを表示します。インデックスは通常 0~15 で、RAC に 16 あるユーザー「位置」のいずれかを指定します。
メモ: インデックス番号は RAC でのユーザーのポジションに相当します。
「名前=値 」のペ
ア
説明
ipaddr=<テキス
ト>
<テキスト>で指定した IP アドレスを持つデマンドダイヤルアウトユーザーエントリを表示します。 これのアドレスはデマンドダイヤルアウトユーザーからのコンタクト後に RAC がコ
ールバックするときの IP アドレスです。
index=<n>
インデックスが n と等しいデマンドダイヤルアウトユーザーのエントリを表示します。インデックスは通常 0~15 で、RAC に 16 あるユーザー「位置」のいずれかを指定します。
メモ: インデックス番号は RAC でのユーザーのポジションに相当します。