Users Guide
-outa オプションは、以前に書き込まれたファイルに保存されているデータに新しいコマンド結果を追加する場合に使います。 たとえば、午前 11 時にシステムのファンプローブ 0 のファンプローブ RPM
の読み取り値をキャプチャして、結果をfans.txt と名前の付いたファイルに書き込むとします。 この結果を 4 時間後に得た同じプローブの出力と比較する場合、-outa コマンドを使って新しい出力を
fans.txtに追加できます。
次のように入力します。
omreport chassis fans index=0 -outa fans.txt
Fans.txt の内容が今度は以下のようになります。
テキストエディタを使用すると、各データブロックがキャプチャされた時間を挿入できます。 ファンプローブ 0 の 2 つのスナップショットを比較すると、2 回目の報告で数か所に変更があります。 ファン
RPM の読み取り値は 621 RPM 増加しましたが、まだ標準範囲内にあります。 だれかが最小警告しきい値を 200 RPM 増やし、最大警告しきい値を 2000 RPM 減らしました。
CLI コマンド出力のフォーマットの選択
CLI コマンド結果のフォーマットを指定できます。 フォーマットはコマンド出力の表示形式を決定します。 コマンド結果がファイルに転送されると、コマンド結果の書き込み先ファイルによってフォーマット
がキャプチャされます。
以下のようなフォーマットを使用できます。
l リスト(lst)
l セミコロン区切りの値(ssv)
l テーブル(tbl)
l 生の xml(xml)
l カスタム区切りの形式(cdv)
フォーマットオプションの構文は次のようになります。
<コマンド> -fmt <フォーマットオプション>
たとえば、次のように入力します。
omreport system summary -fmt tbl
-fmt tbl はテーブル形式を指定します。
フォーマットオプションを出力をファイルに転送するオプションと組み合わせることができます。 たとえば、次のように入力します。
omreport system summary -fmt tbl -outa summary.txt
-fmt tbl はテーブル形式を指定し、-outa はコマンド結果を summary.txt という名前ファイルに追加することを指定します。
リスト(lst)
デフォルトのフォーマットは lst(リスト形式)です。 出力の読みやすさを最適化する場合に、この形式を使います。 lst 以外のフォーマットが必要であれば、コマンド出力のフォーマットを指定する必要が
あります。
次のコマンド出力例をリスト形式で表示するには、次のように入力します。
omreport system summary
リスト形式はデフォルトの表示形式なので、特別なフォーマットオプションは不要です。 次のシステム概要例のネットーワークデータの一部は、以下のように表示されます。
--------------
Index
Status
Probe Name
Reading
Minimum Warning Threshold
Maximum Warning Threshold
Minimum Failure Threshold
Maximum Failure Threshold
: 0
: OK
: System Board Fan 1 RPM
: 2380RPM
: 600RPM
: 5700RPM
: 500RPM
: 6000RPM
Index
Status
Probe Name
Reading
Minimum Warning Threshold
Maximum Warning Threshold
Minimum Failure Threshold
Maximum Failure Threshold
: 0
: OK
: System Board Fan 1 RPM
: 3001RPM
: 700RPM
: 5500RPM
: 500RPM
: 6000RPM
メモ: omconfig コマンドは、ほとんどの出力形式オプションを無視して、標準テキストのメッセージを返します。 ただし、xml オプションを使用した場合は、omconfig コマンドは XML コードを返
します。