Users Guide
システムツリーオブジェクトの管理
ServerAdministratorのシステムツリーには、管理下システムとユーザーのアクセス特権で ServerAdministratorが検出するソフトウェアとハードウェアのグループに基づいて、表示可能なシステム
オブジェクトがすべて表示されます。 システムコンポーネントはコンポーネントの種類別に分類されています。 メインオブジェクトであるシステムを展開したときに、表示されるシステムコンポーネントのメ
インカテゴリには メインシステムシャーシ、ソフトウェア、ストレージ などがあります。
Storage Management Service がインストールされている場合、システムに接続しているコントローラとストレージにもとづき、ストレージ ツリーオブジェクトが展開されて、次のオブジェクトを表示されま
す。
l コントローラ
l バッテリ
l コネクタ
l エンクロージャまたはバックプレーン
l 物理ディスク
l EMM
l ファン
l 電源装置
l 温度
l 仮想ディスク
l ファームウェア / ドライババージョン
Server Administrator ホームページシステムツリーオブジェクト
システム
システム オブジェクトには、3 つのメインシステムコンポーネントグループ、 「メインシステムシャーシ」、「ソフトウェア」、「ストレージ」があります。 ServerAdministratorホームページには、デフォルト
でシステムツリービューの システム オブジェクトが表示されます。 ほとんどの管理機能は、システム オブジェクト処置ウィンドウから管理できます。 システム オブジェクト処置ウィンドウには、ユー
ザーのグループ特権に従って、 プロパティ、シャットダウン、ログ、警告管理、セッション管理、および 診断 のタブがあります。
プロパティ
サブタブ: 正常性 | 概要 | 資産情報 | 自動回復
プロパティ タブでは以下のことができます。
l 連結したストレージコンポーネント、メインシステムシャーシオブジェクトのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントの現在の正常性状態を表示します。
l モニタされているシステムのすべてのコンポーネントの詳しい概要情報を表示します。
l モニタされているシステムの資産情報を表示および設定します。
l モニタ中のシステムの自動システム回復(ウォッチドッグタイマー)処置の表示と設定を行います。
シャットダウン
サブタブ: リモートシャットダウン | サーマルシャットダウン | Web Server シャットダウン
シャットダウン タブでは次のことができます。
l オペレーティングシステムのシャットダウンとリモートシャットダウンのオプションを設定します。
l 温度センサーが警告またはエラー値を返したときにシステムをシャットダウンするサーマルシャットダウンの重大度レベルを設定します。
メモ:システムツリーオブジェクト、システムコンポーネント、アクションタブ、アクションタブサブカテゴリまたはデータ領域機能の多くは、ユーザー権限だけでログインしたユーザーには提供され
ていません。 設定可能なシステムツリーオブジェクト、システムコンポーネント、アクションタブ、およびデータ領域機能を表示するには、「システム管理者」または「パワーユーザー」特権が必要
です。 さらに、「システム管理者」特権でログインしたユーザーのみが、 シャットダウン タブに含まれているシャットダウン機能などの重要なシステム機能にアクセスできます。
メモ:アップデート機能は ServerAdministratorのバージョン 2.0 以前のリリースでサポートされています。 Dell Server Update Utility および Dell Update Packages はデルのサポートウェ
ブサイト support.dell.com からダウンロードできます。これらは Microsoft Windows®、Red Hat®Enterprise Linux、および SUSE®Linux Enterprise Server オペレーティングシステムでサ
ポートされています。
メモ:Dell サーバーアップデートユーティリティまたは Dell アップデートパッケージは、アップデートするシステムから始動する必要があります。
メモ:応答していないシステムをウォッチドッグが識別している場合は、設定したタイムアウト時間
(n 秒)に従って自動システム回復処置が実行されない可能性があります。 処置の実行時間は n-h+1 ~ n+1 秒で、n は設定したタイムアウト時間、h はハートビート間隔です。 ハートビ
ート間隔の値は n<=30の場合は 7 秒、n>30の場合は 15 秒です。
メモ:システム DRAM Bank_1 で修復できないメモリイベントが発生した場合に、ウォッチドッグタイマー機能の動作を保証できません。 修復できないメモリイベントがこの場所で発生す
ると、この領域の BIOS コードレジデントが破損する場合があります。 ウォッチドッグ機能は BIOS への呼び出しを使ってシャットダウンまたは再起動の動作を実行するので、この機能は
正常に作動しません。 この問題が起こった場合は、手動でシステムを再起動する必要があります。