Users Guide
RAID モードでは、メモリチェックとエラー回復のレベルが向上しますが、メモリ容量が低下します。
表4-9 は、コマンドの有効なパラメータを表示しています。
表 4-9omconfigchassismemorymode/omconfigmainsystemmemorymode
omconfig chassis pwrmonitoring/omconfig mainsystem pwrmonitoring
omconfig chassis pwrmonitoring または omconfig mainsystem pwrmonitoring を使用すると、電力消費情報を設定できます。
表 4-10omconfigchassispwrmonitoring/omconfigmainsystempwrmonitoring
デフォルトな警告しきい値
上限と下限ファン警告しきい値の両方を、推奨されているデフォルト値に設定するには、次のように入力します。
omconfig chassis pwrmonitoring index=0 warnthresh=settodefault
または
omconfig mainsystem pwrmonitoring index=0 warnthresh=settodefault
1 つの値をデフォルト状態にして別の値を設定することはできません。つまり、最小警告しきい値をデフォルト状態にすると、最大警告しきい値もデフォルト値を選択することになります。
警告しきい値を指定します。
電力消費プローブの警告しきい値を指定する場合、設定するプローブ番号と最小、および / あるいは最大警告しきい値を指定する必要があります。次の例では、プローブ 4 を設定します。
omconfig chassis pwrmonitoring index=4 warnthresh=325
または
omconfig mainsystem pwrmonitoring index=4 warnthresh=325.
このコマンドを実行して、システムによる指定値の設定が完了すると、次のメッセージが表示されます。
Power consumption probe warning threshold(s) set successfully.
(電力消費プローブ警告しきい値が正常に設定しました。)
omconfig chassis remoteaccess/omconfig mainsystem remoteaccess
omconfig chassis remoteaccess または omconfig mainsystem remoteaccess コマンドを使用すると、設定できます。
「名前=値」のペア 1
説明
index=<
数字
>
メモリモジュールが常駐するシャーシ番号(デフォルトはメインシステムシャーシのシャーシ 0 です)。
redundancy=spare | mirror |
disabled | raid5
Spare は訂正可能なメモリイベントを持つメモリモジュールを無効にし、エラーがあったモジュールのデータをスペアバンクにコピーします。
Disabled は、訂正不可能なメモリイベントが検出されたときにシステムでその他のメモリモジュールを使用しないことを示します。
Mirror は、エラーのあったモジュールに訂正不可能なメモリイベントが検出された場合、システムをミラーリングされたメモリのコピーに切り替えます。ミラ
ー モードでは、オペレーティングシステムはシステムが再起動されるまでオリジナルのモジュールに戻りません。
RAID5 はシステムメモリの設定方法です。これは理論的には、ハードドライブのストレージシステムで使用される RAID 5 モードに似ています。RAID モ
ードでは、メモリチェックとエラー回復のレベルが向上しますが、メモリ容量が低下します。サポートしている RAID モードは、循環パリティの RAID レベル
5 ストライピングです。
「名前=値」のペア 1
「名前=値」のペア 2
説明
index=<数字>
NA
プローブまたはプローブインデックスの番号(指定が必要)。
config=probe
NA
電力消費プローブのしきい値を設定します。
warnthresh=settodefault
NA
最小および最大警告しきい値をデフォルトの状態に設定します。
warnthresh=<
数字
>
NA
警告しきい値を設定します。
config=resetreading
type=energy | peakpower
energy: システム電力読み取り値を設定します。
peakpower: システムピーク電源を設定します。
メモ: このコマンドは PMBus のみをサポートされる Dell xx0x システムに適用します。
メモ: センサーを管理する機能はシステムによって異なります。
メモ: このコマンドは、PowerEdge x8xx および x9xx のシステムにのみ適用可能です。