Users Guide
Server Administrator から Chassis Management Controller の ログイン ウィンドウにリンクするには、モジュラーエンクロージャ オブジェクト、CMC 情報 タブ、CMC ウェブインタフェ
ースの起動 の順にクリックします。CMC ログイン ウィンドウが表示されます。CMC に接続すると、モジュラーエンクロージャの監視と管理を行うことができます。
システム / サーバーモジュール
システム / サーバーモジュールオブジェクトには「メインシステムシャーシ/メインシステム」、「ソフトウェア」、「保管時」の 3 つの主要システムコンポーネントグループが含まれます。 Server
Administrator のホームページではデフォルトでシステムツリーのシステムオブジェクトが表示されます。ほとんどの管理機能は、システム / サーバーモジュールオブジェクトのアクションウィンド
ウから管理できます。システム / サーバーモジュールオブジェクトのアクションウィンドウには、プロパティ、シャットダウン、ログ、 警告管理、セッション管理のタブがあります。
プロパティ
サブタブ:正常性 | 概要 | 資産情報 | 自動回復
プロパティ タブでは、以下のことができます。
l メインシステムシャーシ / メインシステムオブジェクトのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントとストレージオブジェクトの現在の正常性警告状態を表示します。
l 監視されているシステムのすべてのコンポーネントの詳しい概要情報を表示します。
l 監視されているシステムの資産情報を表示および設定します。
l 監視中のシステムの自動システム回復(ウォッチドッグタイマー)処置の表示と設定を行います。
シャットダウン
サブタブ:リモートシャットダウン | サーマルシャットダウン | Web Server シャットダウン
シャットダウン タブでは、以下のことができます。
l オペレーティングシステムのシャットダウンとリモートシャットダウンのオプションを設定します。
l 温度センサーが警告またはエラー値を返したときにシステムをシャットダウンするサーマルシャットダウンの重大度レベルを設定します。
l DSM SA 接続サービス(Web server)をシャットダウンします。
ログ
サブタブ:ハードウェア | 警告 | コマンド
ログ タブでは、以下のことができます。
l システムのハードウェアコンポーネントに関連したすべてのイベント一覧の組み込みシステム管理(ESM)ログまたはシステムイベントログ(SEL)を表示できます。ログファイルの使用量が 80%
に到達すると、ログ名の隣にある状態インジケータアイコンは、正常状態( )から非重要状態( )に変わります。Dell™ PowerEdge™ x8xx および x9xx システムでは、ログファイル
の容量が 100% に到達すると、ログ名の隣にある状態インジケータアイコンは、重要状態( )に変わります。
l センサーやその他のモニタパラメータの変更に対する応答として、Server Administrator Instrumentation Service が生成したすべてのイベント一覧の警告ログを表示します。
l Server Administrator ホームページまたはコマンドラインインタフェースから実行した各コマンド一覧が入ったコマンドログを表示します。
メモ: Server Administrator バージョン 2.0 またはそれ以前のバージョンではアップデート機能がサポートされています。Dell™ サーバーアップデートユーティリティと Dell アップデート
パッケージ はデルサポートサイト support.dell.com からダウンロードできます。これらは Microsoft Windows®、Red Hat®Enterprise Linux®、および SUSE®Linux
Enterprise Server オペレーティングシステムでサポートされています。
メモ: Dell サーバーアップデートユーティリティまたは Dell アップデートパッケージは、アップデートするシステムから始動する必要があります。
メモ: BIOS でオペレーティングシステムのウォッチドッグタイマーが有効になっているので自動システム回復オプションは使用できません。自動回復オプションを設定するには、オペレ
ーティングシステムのウォッチドッグタイマーを無効にする必要があります。
メモ: 応答していないシステムをウォッチドッグが識別している場合は、設定したタイムアウト時間(n 秒)に従って自動システム回復処置が実行されない可能性があります。処置の実行
時間は n-h+1 ~ n+1 秒で、n は設定したタイムアウト時間、h はハートビート間隔です。ハートビート間隔の値は n <= 30 の場合は 7 秒、n > 30 の場合は 15 秒です。
メモ: システム DRAM Bank_1 で修復できないメモリイベントが発生した場合に、ウォッチドッグタイマー機能の動作を保証できません。修復できないメモリイベントがこの場所で発生す
ると、この領域の BIOS コードレジデントが破損する場合があります。ウォッチドッグ機能は BIOS への呼び出しを使ってシャットダウンまたは再起動の動作を実行するので、この機能は
正常に作動しません。この問題が起こった場合は、手動でシステムを再起動する必要があります。
メモ: サーマルシャットダウンは、センサーによって報告された温度が温度しきい値を超えた場合にのみ発生します。サーマルシャットダウンは、センサーによって報告された温度が温度
しきい値を超えない場合はサーマルシャットダウンは起こりません。
メモ: DSM SA 接続サービスがシャットダウンしている場合でも、Server Administrator はコマンドラインインタフェース(CLI)を使って使用できます。CLI 機能では、DSM SA 接続
サービスが実行されている必要はありません。
メモ: DSM SA 接続サービスは、再起動後自動的に開始されるので、毎回システムを起動するたびに DSM SA 接続サービスをシャットダウンする必要があります。
メモ: 容量が 80 % に達したら、ハードウェアログをクリアすることをお勧めします。ログの容量が 100 % に達してしまうと、最新のイベントはログから破棄されます。
メモ: 各警告イベント ID の説明、重大レベルおよび原因などの完全な説明は、『Server Administrator メッセージリファレンスガイド』を参照してください。
メモ: ログの表示、印刷、保存および電子メール送付手順の詳細については、「Server Administrator ログ」を参照してください。