Reference Guide
計装サービスを使った omconfig: コンポーネントの管理 111
RAID
モードでは、メモリチェックとエラー回復のレベルが向上しますが、メモ
リ容量が低下します。
DDDC
モードはダブルデバイスデータコレクションを有効にします。このモード
は、
x4 DRAM
に重大な故障が発生した後のデータの可用性を確実にします。
メモ:
このコマンドは PowerEdge yx2x システム以前のシステムにのみ適用可能
です。
PowerEdge yx2x システムの属性を設定するには、表 4-4 を参照してくださ
い。
表
4-9
は、コマンドの有効なパラメータを表示します。
表 4-9. omconfig chassis memorymode または omconfig mainsystem memorymode
「名前 = 値」のペア 1 説明
index=<n>
メモリモジュールが常駐するシャーシの番号(デフォルトはメイン
システムシャーシのシャーシ
0 です)。
redundancy=
spare | mirror |
disabled | raid5 |
dddc
Spare
:訂正可能なメモリイベントを持つメモリモジュールを無効に
し、問題のあるモジュールのデータをスペアバンクにコピーします。
Mirror
:
問題のあるモジュールに訂正不可能なメモリイベントが
検出された場合、システムをミラーリングされたメモリのコピーに
切り替えます。ミラー
モードでは、オペレーティングシステムはシ
ステムが再起動されるまでオリジナルのモジュールに戻りません。
Disabled
:訂正不可能なメモリイベントが検出されたときに、シ
ステムでその他の利用可能なメモリモジュールを使用しないことを
示します。
raid5
:システムメモリの構成方法です。これは理論的には、ハー
ドディスクドライブのストレージシステムで使用される
RAID 5
モードに似ています。このメモリモードでは、メモリチェックとエ
ラー回復のレベルが向上しますが、メモリ容量が低下します。サ
ポートしている
RAID モードは、循環パリティの RAID レベル 5
ストライピングです。
dddc
:dddc モードは、ダブルデバイスデータコレクションを有
効にします。このモードは、
x4 DRAM に重大な故障が発生した後
のデータの可用性を確実にします。
opmode=mirror |
optimizer | advecc
Mirror
:問題のあるモジュールに訂正不可能なメモリイベントが
検出された場合、システムをミラーリングされたメモリのコピーに
切り替えます。ミラーモードでは、オペレーティングシステムはシ
ステムが再起動されるまでオリジナルのモジュールに戻りません。
optimizer
:各 DRAM コントローラが 64 ビットモードで独立し
て動作するようにし、最適化されたメモリパフォーマンスを提供し
ます。
advanced ECC
(
advecc
):2 つの DRAM コントローラを 128
ビットモードに組み合わせることを可能にし、最適化された信頼性
を提供します。コントローラによってチーミングされていないメモ
リは、オペレーティングシステムに報告されません。