Reference Guide
254 CLI コマンド結果の使用方法
管理コマンド
出力の表示
各オペレーティングシステムには、コマンド結果の標準出力表示方法を管理す
る手段が備わっています。次のコマンドは、コマンド結果を確認する前に、
スクロールして消えてしまわないようにする場合に使用します。
Microsoft
Windows
コマンドプロンプト、
Red Hat Enterprise Linux
ターミナル、お
よび
SUSELinux Enterprise Server
ターミナルで、同じコマンド構文を使用
できます。スクロール制御機能を備えたコマンド出力を表示するには、
CLI
コ
マンドを入力してパイプ記号の後に
more
を付加します。たとえば、次のよう
に入力します。
omreport system summary | more
または
omreport servermodule summary | more
マルチスクリーンシステムの概要では、最初の画面が表示されます。コマンド出
力の次の画面を表示するには、スペースバーを押します。
書き込み
コマンド
出力のファイルへの書き込み
コマンド結果をファイルにリダイレクトする場合は、コマンド結果の書き込み
先のファイル名と、必要に応じてディレクトリパスを指定できます。ファイル
の書き込み先のパスを指定するときは、オペレーティングシステムに適切な構
文を使用してください。
コマンド結果の保存には
2
つの方法があります。指定する出力ファイルと同じ
名前の任意のファイルを上書きするか、コマンド結果を同じ名前のファイルに
追加し続けることができます。
上書きされるファイルへのコマンド結果の保存
-outc
オプションは、以前に書き込まれたファイルに保存されているデータを上
書きする場合に使います。例えば、午前
11
:
00
時に
システム上のファンプロー
ブ
0
のファンプローブ
RPM
読み取り値をキャプチャして
fans.txt
というファ
イルに結果を書き込みます。この場合、次のように入力します。
omreport chassis fans index=0 -outc fans.txt
または
omreport chassis fans index=0 -outc fans.txt