Users Guide

コントローラ 対応 RAID レベル
RAID コントローラによって対応する RAID レベルが異なる場合があります。コントローラが対応している RAID レベルの詳細に関しては、「対応機能」を参
照して下さい。
コントローラ 対応ストライプサイズ
仮想ディスクの作成時に、仮想ディスク用のストライプサイズを指定する必要があります。コントローラが異なれば、対応可能なストライプサイズの制限も
異なります。コントローラがサポートするストライプサイズの詳細に関しては、「対応機能」のコントローラの仮想ディスク仕様の項を参照してください。
RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、および
ディスクキャッシュポリシー
仮想ディスクの作成時に、仮想ディスクの読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシーを指定できます。次のサブセクションでこれらのポリシーについて説
明しています。
読み取りポリシー
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
読み取りポリシーは、コントローラがデータを探すときに、仮想ディスクの連続セクタを読み取るかどうかを指定します。
先読み コントローラはデータシーク時に仮想ディスクの連続セクタを読み取ります。データが仮想ディスクの連続セクタに書かれている場合、先読
ポリシーによってシステムパフォーマンスが向上します。
先読みなし 先読みなしポリシーを選択すると、コントローラは先読みポリシーを使用しません。
読み取りキャッシュ有効 コントローラはキャッシュ情報を読み取って、要求されたデータがキャッシュに存在するかを検証してからディスクからデータ
を取得します。まず最初にキャッシュ情報を読み取ることにより、読み取りパフォーマンスが高速化します。これは、データがキャッシュに存在する場
合、ディスクよりもキャッシュからより素早く取得できるためです。
読み取りキャッシュ無効 コントローラはキャッシュではなくディスクから直接データを取得します。
書き込みポリシー
お使いのコントローラがこの機能をサポートするかどうかを確認するには、「対応機能」を参照してください。
書き込みポリシーは、コントローラが書き込み要求完了信号を、データがキャッシュに保存された直後、またはディスクに書き込まれた後のどちらの時点で
送信するかを指定します。
ライトバック - データがキャッシュに入り、ディスクに書き込まれる前に、コントローラから書き込み要求の完了信号が送信されます。ライトバックキャッ
シングは、後続の読み取り要求がキャッシュから素早くデータを取得してからディスクから取得するため、性能が向上します。ただし、システム不具合
でデータロスが生じると、データがディスクに書き込まれないことがあります。他のアプリケーションは、ディスクに利用可能なデータがあると仮定した処理
を行うと問題が生じる場合もあります。
メモ: ストレージ管理では、バッテリのないコントローラ用の ライトバック ポリシーは選択できません。唯一の例外は PERC S100
PERC S300 です。この制限は、電源障害でデータ損失が発生しないようバッテリを装備しないコントローラを保護します。一部のコン
トローラでは、ストレージ管理では利用できなくても、コントローラ BIOS ライトバック ポリシーが利用できることがあります。
強制ライトバック コントローラにバッテリが装備されているかどうかに関わらず、書き込みキャッシュが有効になります。コントローラにバッテリが搭載
されていない場合、強制ライトバックキャッシングが使用されると、電源障害時にデータの損失が発生する可能性があります。
メモ: PERC 10 コントローラの場合、「強制ライトバック」ポリシーは「ライトバック」ポリシーと同じです。
ライトバック有効化 コントローラのファームウェアが指定された期間内に充電済みバッテリの存在を検出しないと、書き込みキャッシュを無効にし
ます。たとえば、一部のコントローラでは、ファームウェアが 72 時間以内に充電済みバッテリを検出しないと、書き込みキャッシュが無効になります。
コントローラ
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