Dell OptiPlex 7020 スモールフォームファクタ オーナーズマニュアル 規制モデル: D07S 規制タイプ: D07S001
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明して います。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 Copyright © 2014 Dell Inc. All rights reserved. この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産 法で保護されています。Dell™、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。 本書で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 2014 - 07 Rev.
目次 1 コンピューター内部の作業....................................................................................5 コンピュータ内部の作業を始める前に..................................................................................................5 コンピューターの電源を切る................................................................................................................ 6 コンピューター内部の作業を終えた後に.............................................................................................. 6 2 コンポーネントの取り外しと取り付け.............................
コイン型バッテリーの取り付け.......................................................................................................... 26 ヒートシンクアセンブリの取り外し................................................................................................... 26 ヒートシンクアセンブリの取り付け................................................................................................... 27 プロセッサーの取り外し..................................................................................................................... 28 プロセッサーの取り付け.......
1 コンピューター内部の作業 コンピュータ内部の作業を始める前に コンピュータの損傷を防ぎ、ユーザー個人の安全を守るため、以下の安全に関するガイドラインに従ってく ださい。特記がない限り、本書に記載される各手順は、以下の条件を満たしていることを前提とします。 • コンピュータに付属の「安全に関する情報」を読んでいること。 • コンポーネントは交換可能であり、別売りの場合は取り外しの手順を逆順に実行すれば、取り付け可能で あること。 警告: すべての電源を外してから、コンピュータカバーまたはパネルを開きます。コンピュータ内部の 作業が終わったら、カバー、パネル、ネジをすべて取り付けてから、電源に接続します。 警告: コンピュータ内部の作業を始める前に、コンピュータに付属の「安全に関する情報」に目を通し てください。安全に関するベストプラクティスについては、規制コンプライアンスに関するホームペー ジ(www.dell.
4. コンピュータおよび取り付けられているすべてのデバイスをコンセントから外します。 5. システムのコンセントが外されている状態で、電源ボタンをしばらく押して、システム基板の静電気を 除去します。 6. カバーを取り外します。 注意: コンピュータの内部に触れる前に、コンピュータの裏面など塗装されていない金属面に触れ、 静電気を除去します。作業中は定期的に塗装されていない金属面に触れ、内部コンポーネントを損 傷する恐れのある静電気を放出してください。 コンピューターの電源を切る 注意: データの損失を防ぐため、コンピューターの電源を切る前に、開いているファイルはすべて保存 して閉じ、実行中のプログラムはすべて終了してください。 1. オペレーティングシステムをシャットダウンします。 • Windows 8 では: – タッチパネル入力を有効にするデバイスの用法: a. b. 画面の右端からスワイプ入力し、チャームメニューを開き、Settings(設定)を選択しま す。 を選択し、続いてシャットダウンを選択します。 – マウスの用法: • a.
注意: ネットワークケーブルを接続するには、まずケーブルをネットワークデバイスに差し込み、 次にコンピューターに差し込みます。 2. 電話線、またはネットワークケーブルをコンピューターに接続します。 3. コンピューター、および取り付けられているすべてのデバイスをコンセントに接続します。 4. コンピューターの電源を入れます。 5.
2 コンポーネントの取り外しと取り付け このセクションには、お使いのコンピューターからコンポーネントを取り外し、取り付ける手順についての 詳細な情報が記載されています。 奨励するツール この文書で説明する操作には、以下のツールが必要です。 • 細めのマイナスドライバー • プラスドライバー • 小型のプラスチックスクライブ システムの概要 以下の図はベースカバーを取り外した後のスモールフォームファクターの内面図です。吹き出しはコンピュ ータ内部のコンポーネントの名前とレイアウトを示しています。 正面図、背面図、および内面図 図 1. 前面図と背面図 1. 電源ボタン、電源ライト 2. フレックスベイ 3. マイクコネクタ 4. ヘッドフォンコネクタ 5. ハードドライブ動作ライト 6.
7. 電源ユニット診断ボタン 8. 電源ケーブルコネクタ 9. キーボードコネクタ 10. USB 2.0 コネクタ 11. ディスプレイポートコネクタ 12. USB 3.0 コネクタ 13. VGA コネクタ 14. ライン入力 / マイクコネクタ 15. 拡張カードスロット 16. セキュリティケーブルスロット 17. パドロック リング 18. マウスコネクタ 19. ネットワークコネクタ 20. シリアルコネクタ 21. ライン出力コネクタ 図 2. 内面図 1. 電源ユニット 2. PCI Express カード 3. イントルージョンスイッチ 4. プロセッサファンカバー 5. プロセッサファン 6. ドライブケージ 7. オプティカルドライブ 8. 電源スイッチ 9.
1. メモリモジュール 2. スピーカ 3. 前面ベゼル 4. システムファン カバーの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2.
カバーの取り付け 1. カバーをシャーシに設置します。 2. カチッと所定の位置に収まるまで、カバーを押し下げます。 3. 「コンピューター内部の作業の後に」の手順に従います。 前面ベゼルの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. カバーを取り外します。 3. 前面ベゼル固定クリップをシャーシからてこの作用で取り出します。 4. ベゼルをコンピューターから外す方向に回転させて、ベゼルのもう一方の端にあるフックをシャーシか ら外します。次に、シャーシを持ち上げ前面ベゼルをコンピューターから取り外します。 前面ベゼルの取り付け 1. シャーシ前面のスロットにある前面ベゼルの下端に沿ってフックを差し込みます。 2. ベゼルをコンピューターに向かって押し、カチッと所定の位置に収まるまで、前面ベゼル固定クリップ を固定させます。 3. カバーを取り付けます。 4. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 拡張カードの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2.
4.
拡張カードの取り付け 1. システム基板のコネクターに拡張カードを差し込み、所定の位置に固定されるまで押し下げます。 2. カバーを取り付けます。 3. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)カードの 取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. カバーを取り外します。 3. アンテナパックををコンピューターに固定しているネジを外します。 4. アンテナパックを引いてコンピュータから取り外します。 5.
WLAN カードの取り付け 1. WLAN カードをコネクターにセットして押し下げます。 2. ラッチを押して WLAN カードを固定します。 3. アンテナパックをコネクターにセットして、コンピューターに固定するネジを締めます。 4. カバーを取り付けます。 5. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 オプティカルドライブの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. カバーを取り外します。 3. データケーブルと電源ケーブルを、オプティカルドライブの背面から取り外します。 4. タブを持ち上げ、オプティカルドライブをスライドさせてコンピューターから取り外します。 5.
6. 2 台目のオプティカルドライブがある場合は、手順 3 から 5 を繰り返して取り外します。 オプティカルドライブの取り付け 1. オプティカルドライブをブラケットに差し込みます。 2. オプティカルドライブをスライドさせて、ドライブケージに差し込みます。 3. データケーブルと電源ケーブルをオプティカルドライブに接続します。 4. カバーを取り付けます。 5. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 ドライブケージの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. カバー b. 前面ベゼル c. オプティカルドライブ 3.
4. 青色のドライブケージハンドルをロック解除位置方向にスライドさせて、ハードディスクドライブケー ジをコンピューターから持ち上げます。 ドライブケージの取り付け 1. ドライブケージをコンピューターの端に置き、ハードドライブのケーブルコネクターにアクセスできる ようにします。 2. ハードディスクドライブの背面にデータケーブルと電源ケーブルを接続します。 3. ドライブケージを裏返して、シャーシに差し込みます。ドライブケージタブはシャーシのスロットで固 定されるようにします。 4. ドライブケージハンドルを固定位置にスライドさせます。 5. 次のコンポーネントを取り付けます。 a. 前面ベゼル b. オプティカルドライブ c.
6. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 ハードディスクドライブの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. カバー b. オプティカルドライブ c. ドライブケージ 3. 固定クリップを内側に押して、ハードドライブブラケットをドライブケージからスライドさせます。 4. ハードディスクドライブブラケットを曲げ、ハードディスクドライブをブラケットから取り外します。 5.
ハードディスクドライブの取り付け 1. ネジを締めてミニハードドライブ(利用可能な場合)をハードドライブブラケットに固定します。 2. ハードドライブブラケットを曲げ、ハードドライブをブラケットに差し込みます。 3. ハードドライブブラケットをドライブケージにスライドさせます。 4. 次のコンポーネントを取り付けます。 a. ドライブケージ b. オプティカルドライブ c. カバー 5. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 スピーカーの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. カバー b. オプティカルドライブ c. ドライブケージ 3. スピーカーケーブルをシステム基板から外し、シャーシ内部の固定タブから取り外します。スピーカー 固定タブを押し、スピーカーをコンピューターの右側に向かってスライドして解除します。 スピーカーの取り付け 1. スピーカーをシャーシ上の適切な位置に置きます。 2.
a. ドライブケージ b. オプティカルドライブ c. カバー 5.
システムファンの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 削除 a. b. c. d. カバー オプティカルドライブ ドライブケージ 前面ベゼル 3. シャーシファンケーブルをシステム基板から取り外します。 4.
システムファンの取り付け 1. システムファンをシャーシにセットします。 2. ハトメをシャーシに通し、ネジ溝に沿って外側に向けてスライドさせて、所定の位置に固定します。 3. システムファンケーブルをシステム基板に接続します。 4. 次のコンポーネントを取り付けます。 a. b. c. d. 前面ベゼル ドライブケージ オプティカルドライブ カバー 5. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 電源スイッチの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. b. c. d. カバー 前面ベゼル オプティカルドライブ ドライブケージ 3. 電源スイッチケーブルをシステム基板から外します。 4.
電源スイッチの取り付け 1. 電源スイッチをコンピューターの前面から中に向けてスライドさせます。 2. 電源スイッチケーブルをシステム基板に接続します。 3. 次のコンポーネントを取り付けます。 a. b. c. d. ドライブケージ オプティカルドライブ 前面ベゼル カバー 4. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 入力/出力(I/O)パネルの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. b. c. d. 3.
4. I/O パネルをシャーシに固定するネジを外します。次に、I/O パネルをスライドさせて解除し、コンピュ ーターから取り外します。 入力/出力(I/O)パネルの取り付け 1. シャーシ前面のスロットに I/O パネルを差し込みます。 2. I/O パネルをスライドさせて、シャーシに固定します。 3. I/O パネルをシャーシに固定するネジを締めます。 4. I/O パネルまたは FlyWire ケーブルとオーディオケーブルをシステム基板に接続します。 5. I/O パネルまたは FlyWire ケーブルをファンシェルタークリップに通します。 6. 次のコンポーネントを取り付けます。 a. b. c. d. ドライブケージ オプティカルドライブ 前面ベゼル カバー 7.
電源ユニットの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. b. c. d. カバー 前面ベゼル オプティカルドライブ ドライブケージ 3. 8 ピン電源ケーブルをシステム基板から外します。 4. 4 ピン電源ケーブルをシステム基板から外します。 5.
6. 青いリリースタブを押し込み、電源ユニットをコンピューターの前面にスライドさせます。 7. 電源ユニットを持ち上げてコンピュータから取り外します。 電源ユニットの取り付け 1. 電源装置をシャーシにセットして、コンピューターの奥に向かってスライドさせながら固定します。 2. 電源ユニットをコンピューターの背面に固定するネジを締めます。 3.
4. シャーシクリップに電源ケーブルを取り付けます。 5. 次のコンポーネントを取り付けます。 a. b. c. d. ドライブケージ オプティカルドライブ 前面ベゼル カバー 6. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 コイン型電池の取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. カバー b. 前面ベゼル c. ドライブケージ 3. リリースラッチをバッテリーから外す方向に押し、ソケットから飛び出すようにし、コイン型バッテリ ーをコンピューターから持ち上げます。 コイン型バッテリーの取り付け 1. コイン型バッテリーをシステム基板のスロットに入れます。 2. リリースラッチのバネが所定の位置に戻るまで、コイン型バッテリーを押し下げて固定します。 3. 次のコンポーネントを取り付けます。 a. ドライブケージ b. 前面ベゼル c. カバー 4. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 ヒートシンクアセンブリの取り外し 1.
4. ファンケーブルをシステム基板から取り外します。拘束ネジを緩め、ヒートシンクアセンブリを上に持 ち上げてコンピューターから取り外します。 ヒートシンクアセンブリの取り付け 1. ヒートシンクアセンブリをシャーシにセットします。 2. ヒートシンクアセンブリをシステム基板に固定する拘束ネジを締めます。 3. ファンケーブルをシステム基板に接続します。 4. ファンカバーをファンにセットし、カチッと所定の位置に収まるまで押します。 5. カバーを取り付けます。 6.
プロセッサーの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. カバーを取り外します。 3. ヒートシンクアセンブリを取り外します。 4. リリースレバーを押し下げ、外側に向けて動かして固定フックから取り外します。プロセッサーカバー を持ち上げ、プロセッサーをソケットから取り外し、静電気防止バッグに入れます。 プロセッサーの取り付け 1. プロセッサーをプロセッサーソケットに差し込みます。プロセッサーが正しい位置に設置されているこ とを確認します。 2. プロセッサーカバーを慎重に閉じます。 3. リリースレバーを押し下げ、内側に移動させて固定フックで固定します。 4. ヒートシンクアセンブリを取り付けます。 5. カバーを取り付けます。 6. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 イントルージョンスイッチの取り外し 1. 「コンピューター内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. カバー b. ヒートシンクアセンブリ 3.
イントルージョンスイッチの取り付け 1. イントルージョンスイッチをシャーシ後部に挿入し、外側にスライドして固定します。 2. イントルージョンスイッチケーブルをシステム基板に接続します。 3. 次のコンポーネントを取り付けます。 a. ヒートシンクアセンブリ b. カバー 4. 「コンピューター内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 システム基板の取り外し 1. 「コンピュータ内部の作業を始める前に」の手順に従います。 2. 次のコンポーネントを取り外します。 a. b. c. d. e. f. g. h. i. カバー 前面ベゼル オプティカルドライブ ドライブケージ メモリ 拡張カード ヒートシンクアセンブリ 電源ユニット プロセッサ 3. システム基板からケーブルをすべて外します。 4.
5. システム基板をコンピュータに固定しているネジを外し、システム基板をコンピュータの前面にスライ ドします。 6. システム基板を 45 度に傾け、次にシステム基板を持ち上げてコンピュータから取り出します。 システム基板の取り付け 1. システム基板とシャーシ後部のポートコネクタの位置を合わせ、システム基板をシャーシにセットしま す。 2. システム基板をシャーシに固定するネジを締めます。 3. 六角ネジを締めてシステム基板に接続します。 4. システム基板にケーブルを接続します。 5.
a. b. c. d. e. f. g. h. i. プロセッサ 電源ユニット ヒートシンクアセンブリ 拡張カード メモリ ドライブケージ オプティカルドライブ 前面ベゼル カバー 6. 「コンピュータ内部の作業を終えた後に」の手順に従います。 システム基板のレイアウト コンピュータのシステム基板のレイアウトを次の画像に示します。 1. 電源コネクタ 2. プロセッサソケット 3. システムファンコネクタ 4. メモリコネクタ(SODIMM ソケット) 5. 電源スイッチコネクタ 6. コイン型電池 7. システム電源コネクタ 8. ヒートシンクファンのコネクタ 9. 前面 USB 3.0 コネクタ 10. 前面パネルコネクタ 11. HDD / ODD 電源コネクタ 12. SATA コネクタ 13. SATA コネクタ 14.
15. 内蔵スピーカコネクタ 16. 前面パネルオーディオコネクタ 17. PCI Express x16 コネクタ 18. PCI Express x 4 コネクタ 19.
3 システムセットアップ システムセットアップでコンピューターのハードウェアを管理し BIOS レベルのオプションを指定すること ができます。システムセットアップで以下の操作が可能です: • ハードウェアの追加または削除後に NVRAM 設定を変更する。 • システムハードウェアの構成を表示する。 • 統合されたデバイスの有効 / 無効を切り替える。 • パフォーマンスと電力管理のしきい値を設定する。 • コンピューターのセキュリティを管理する。 起動順序 起動順序ではシステムセットアップで定義された起動デバイスの順序および起動ディレクトリを特定のデバ イス(例: オプティカルドライブまたはハードドライブ)にバイパスすることができます。パワーオンセルフ テスト(POST)中に、Dell のロゴが表示されたら、以下の操作が可能です: • を押してシステムセットアップにアクセスする • を押して 1 回限りの起動メニューを立ち上げる 1 回限りの起動メニューでは診断オプションを含むオプションから起動可能なデバイスを表示します。起動 メニューのオプションは以下の通り
表 1. ナビゲーションキー キー ナビゲーション 上矢印 前のフィールドに移動します。 下矢印 次のフィールドへ移動します。 選択したフィールドに値を入力するか(該当する場合)、フィールド内のリンクに移動 することができます。 スペースバー ドロップダウンリストがある場合は、展開したり折りたたんだりします。 次のフォーカス対象領域に移動します。 メモ: 標準グラフィックブラウザ用に限られます。 メイン画面が表示されるまで、前のページに戻ります。メイン画面で を押すと、 未保存の変更を保存するプロンプトが表示され、システムが再起動します。 セットアップユーティリティ のヘルプファイルを表示します。 セットアップユーティリティのオプション メモ: お使いのコンピュータと取り付けられているデバイスによっては、このセクションに一覧表示さ れた項目とは異なる場合があります。 表 2.
オプション 説明 Advance Boot Options Enable Legacy Option ROMs(レガシーオプション ROM を有効にする) このオプションはデフォルトで有効に設定されています。 Date/Time 日付と時間を設定することができます。システムの日時変更はすぐに反映さ れます。 表 3.
オプション 説明 容量ストレージデバイス(HDD、メモリキー、フロッピー)を起動すること ができます。 USB ポートが有効の場合、このポートに接続されたデバイスは有効であり OS で使用することができます。 USB ポートが無効の場合、OS はこのポートに接続されたどのデバイスも認 識できません。 USB Configuration: ミニタワー、スモールフォームファクターについて、オプションは以下の通 りです: • • • • • Enable Boot Support(起動サポートを有効にする) Enable Front USB 2.0 Ports(前面 USB 2.0 ポートを有効にする) Enable USB 3.0 Ports(USB 3.0 ポートを有効にする) Enable Rear—Left Dual USB 2.0 Ports(背面 — 左デュアル USB 2.0 ポー トを有効にする) Enable Rear —Right Dual USB 2.0 Ports(背面 — 右デュアル USB 2.
オプション 説明 Password Bypass システムの再起動時に、システムパスワード と内蔵 HDD パスワード入力の ダイアログをスキップすることができます。このオプションはデフォルトで 無効になっています。 • • Disabled(無効)- システムパスワードと内蔵 HDD パスワードが設定さ れている場合にその入力を常に指示します。 Reboot Bypass(再起動時にスキップ) — 再起動時、パスワード入力の ダイアログをスキップします(ウォームブート)。 メモ: オフの状態から電源を入れると(コールドブート)、システムはシ ステムパスワードと内蔵 HDD パスワードの入力を常に指示します。ま た、モジュールベイ HDD がある場合でも、パスワードの入力が常に指 示されます。 Password Change 管理者パスワードが設定されている場合、システムパスワードおよびハード ディスクパスワードの変更を許可するかどうかを決定することができます。 • TPM Security Allow Non-Admin Password Changes(管理者以外のパスワードによる 変更を
オプション 説明 • • One-Time Enable(一時的に有効) - ユーザーは次の起動時にホットキ ーを使用して [OROM 構成] 画面を表示できます。起動後、設定は無効に 戻ります。 Disable(無効)- ユーザーはホットキーを使用して OROM 構成画面を表 示することはできません。 このオプションはデフォルトで有効に設定されています。 Admin Setup Lockout 管理者パスワードが設定されている場合、セットアップユーティリティを起 動するオプションを有効または無効にすることができます。 • HDD Protection Support Enable Admin Setup Lockout(管理者セットアップロックアウトの有効 化) - このオプションはデフォルトでは設定されていません。 HDD 保護の機能を有効または無効にすることができる • HDD Protection Support(HDD 保護のサポート) - このオプションはデ フォルトで設定されていません。 表 5.
表 6.
オプション 説明 • • Auto On Time 電源オン Last Power State(直前の電源状態) このオプションでは、システムを自動的に起動する日時を設定します。時刻 は標準の 12 時間形式(時間:分:秒)です。時刻および A.M./P.M.
オプション 説明 Block Sleep このオプションでは、オペレーティングシステムの環境でスリープ(S3 状 態)に入るのをブロックします。 • Intel Smart Connect Technology Block Sleep (S3 state)(ブロックスリープ (S3 状態)) - このオプション はデフォルトで無効に設定されています。 このオプションはデフォルトで無効に設定されています。オプションが有効 の場合、システムがスリープ状態で近くのワイヤレス接続を定期的に感知し ます。これは、システムがスリープ状態になった時に開かれた E メールやソ ーシャルメディアアプリケーションを同期化します。 • Smart Connect 表 8.
表 10. メンテナンス オプション 説明 Service Tag コンピュータのサービスタグを表示します。 Asset Tag アセットタグがまだ設定されていない場合、システムアセットタグを作成す ることができます。このオプションはデフォルトでは設定されていません。 SERR Messages SERR メッセージのメカニズムをコントロールします。このオプションはデ フォルトで設定されていません。SERR メッセージのメカニズムが無効にな っていることが必要なグラフィックスカードもあります。 表 11.
オプション 説明 メモ: このフィールドは、System Configuration(システム構成)グルー プの Integrated NIC(内蔵 NIC)コントロールが Enable with Cloud Desktop(クラウドデスクトップで有効)に設定されている場合のみ、 関連します。 Client IP Address クライアントの静的 IP アドレスを指定します。デフォルトの IP アドレスは 255.255.255.255 です。 メモ: このフィールドは、System Configuration(システム構成)グルー プの Integrated NIC(内蔵 NIC)コントロールが Enable with Cloud Desktop(クラウドデスクトップで有効)に設定されている場合のみ、 関連します。 Client SubnetMask クライアントのサブネットマスクを指定します。デフォルトの設定は 255.255.255.
表 12. System Logs(システムログ) オプション 説明 BIOS events システムイベントログを表示し、そのログを消去することができます。 • ログのクリア BIOS のアップデート システム基板の交換時または更新が可能な場合、BIOS (システムセットアップ) をアップデートされることを お勧めします。ラップトップの場合、お使いのコンピュータのバッテリーがフル充電されていて電源プラグ に接続されていることを確認してください。 1. コンピュータを再起動します。 2. dell.com/support にアクセスします。 3. サービスタグやエクスプレスサービスコードを入力し、送信をクリックします。 メモ: サービスタグを見つけるには、Where is my Service Tag?(サービスタグの検索)をクリッ クします。 メモ: サービスタグが見つからない場合は、Detect My Product(マイプロダクトの検索)をクリ ックします。画面上の説明に進みます。 4.
RTCRST ピン 1 および 2 リアルタイムクロックのリセット。トラブルシューテ ィングに使用できます。 システムパスワードおよびセットアップパスワード システムパスワードとセットアップパスワードを作成してお使いのコンピュータを保護することができま す。 パスワードの種類 説明 システムパスワー ド システムにログオンする際に入力が必要なパスワードです。 セットアップパス ワード お使いのコンピュータの BIOS 設定にアクセスして変更をする際に入力が必要なパス ワードです。 注意: パスワード機能は、コンピュータ内のデータに対して基本的なセキュリティを提供します。 注意: コンピュータをロックせずに放置すると、コンピュータ上のデータにアクセスされる可能性があ ります。 メモ: お使いのシステムは、出荷時にシステムパスワードとセットアップパスワードの機能が無効に設 定されています。 システムパスワードおよびセットアップパスワードの割り当て パスワードステータスがロック解除の場合に限り、新しいシステムパスワードやセットアップパスワードの 設定、または既存のシステムパスワードやセットアップ
6. 入力したセットアップパスワードをもう一度入力し、OK をクリックします。 7. を押すと、変更の保存を求めるメッセージが表示されます。 8. を押して変更を保存します。 コンピュータが再起動します。 既存のシステムパスワードおよび / またはセットアップパスワードの削除または 変更 既存のシステムパスワードおよび/またはセットアップパスワードを削除または変更する前にパスワード状 態がロック解除(システムセットアップで)になっていることを確認します。パスワード状態がロックされて いる場合、既存のシステムパスワードまたはセットアップパスワードを削除または変更することはできませ ん。 システムセットアップを入力するには、電源投入または再起動の直後に を押します。 1. システム BIOS 画面またはシステムセットアップ画面で、システムセキュリティを選択し、 を押 します。 システムセキュリティ画面が表示されます。 2. システムセキュリティ画面でパスワードステータスがロック解除に設定されていることを確認します。 3.
8. カバーを取り外します。 9. システム基板の PSWD ジャンパを取り付けます。 10. カバーを取り付けます。 11. 「コンピューター内部の作業の後に」の手順に従います。 12. コンピューターの電源を入れます。 13.
4 診断 コンピューターに問題が起こった場合、デルのテクニカルサポートに電話する前に ePSA 診断を実行してく ださい。診断プログラムを実行する目的は、特別な装置を使用せず、データが失われる心配をすることなく コンピューターのハードウェアをテストすることです。お客様がご自分で問題を解決できない場合でも、サ ービスおよびサポート担当者が診断プログラムの結果を使って問題解決の手助けを行うことができます。 ePSA(強化された起動前システムアセスメント)診断 ePSA 診断 (システム診断としても知られている) ではハードウェアの完全なチェックを実施します。ePSA には BIOS が埋め込まれており、内部的に BIOS によって起動されます。埋め込まれたシステム診断では以下 のことが可能な特定のデバイスまたはデバイスグループにオプションのセットを提供します: • テストを自動的に、または対話モードで実行 • テストの繰り返し • テスト結果の表示または保存 • 詳細なテストで追加のテストオプションを実行し、障害の発生したデバイスに関する詳しい情報を得る • テストが問題なく終了したかどうかを
5 コンピューターのトラブルシューティング 診断ライト、ビープコード、およびエラーメッセージなどのインジケーターを使って、コンピューターの操 作中にトラブルシューティングを行うことができます。 電源 LED 診断 シャーシの前面にある電源ボタン LED は 2 色の診断 LED としても機能します。診断 LED は、POST プロセ ス中のみアクティブで目に見えます。オペレーティングシステムがロードを開始すると、表示されなくなり ます。 橙色の LED 点滅配列 – 2 回または 3 回点滅した後で短時間の小休止、その後最大 7 回までの x 回点滅のパタ ーンです。繰り返しのパターンには中間に長い休止が挿入されます。例えば、2、3 が意味するのは、2 回の 橙色の点滅、小休止、3 回の橙色の点滅、その後長い休止の後、パターンが繰り返されます。 表 14.
橙色の LED の状態 説明 3、5 メモリモジュールは検出されましたが、メモリの構成エラーまたは互換性エラーが存 在します。 3、6 システム基板リソースおよびシステム基板ハードウェアのどちらかまたは両方に障害 がある可能性があります。 3、7 画面上のメッセージのその他の障害 ビープコード ディスプレイがエラーや問題点を表示できない場合、コンピューターは起動中に各種ビープ音を発します。 ビープコードと呼ばれるビープ音により、さまざまな問題を特定することができます。各ビープ音のディレ イは 300 ms であり、各ビープ音セット同士のディレイは 3 秒で、300 ms 続きます。各ビープ音とビープ 音のセットが鳴った後、BIOS が電源ボタンが押されたかどうかを検出します。BIOS はループからジャンプ して、通常のシャッダウンプロセスとシステムの電源投入を実行します。 コード 1-3-2 原因 メモリの障害 エラーメッセージ エラーメッセージ 説明 Address mark not found BIOS は障害のあるディスクセクターを検出しました。または、特定のディスクセク
エラーメッセージ 説明 ルサポートにお問 い合わせください) Alert! Security MFG_MODE ジャンパがセットされており、AMT Management 機能は取り外される override Jumper is まで、無効に設定されます。 installed.
エラーメッセージ 説明 Invalid コンピューターの設定情報がハードウェア構成と一致しません。 configuration information-please run SETUP program Invalid Memory configuration, please populate DIMM1 DIMM1 スロットがメモリモジュールを認識しません。モジュールを取り付け直すか、 取り付けてください。 Keyboard failure ケーブルまたはコネクターが緩んでいるか、キーボードまたはキーボード/マウスコン トローラーに障害が発生している可能性があります。 Memory address メモリモジュールが故障しているか、適切に取り付けられていません。メモリモジュ line failure at ールを取り付け直し、必要があれば、交換します。 address, read value expecting value Memory allocation 実行しようとしているソフトウェアが、オペレーティングシステム、他のプログラム、 error またはユーティリティと拮抗しています。 Memo
エラーメッセージ 説明 ハードディスクド ライブに起動セク タがありません システムセットアップのコンピューター設定情報に誤りがあります。 No timer tick interrupt システム基板のチップが誤動作している可能性があります。 Non-system disk or disk error ドライブ A のフロッピーディスクに起動可能なオペレーティングシステムがインス トールされていません。フロッピーディスクを起動可能なオペレーティングシステム があるものに交換するか、ドライブ A からフロッピーディスクを取り出し、コンピュ ーターを再起動します。 Not a boot diskette 起動可能なオペレーティングシステムがインストールされていないフロッピーディス クから起動しようとしています。起動可能なフロッピーディスクを挿入してくださ い。 Plug and play 1 枚以上のカードを構成する際、コンピューターに問題が発生しました。 configuration error Read fault オペレーティングシステムがフロッピードライブまたはハードドライブからデータを
エラーメッセージ 説明 [0/1] on the ムセットアップを起動し、ドライブ設定を なしに変更してください。コンピューター [primary/ からドライブが取り外され(削除)ます。 secondary] eide controller is operating outside of normal specifications. it is advisable to immediately back up your data and replace your hard drive by calling your support desk or dell.
6 仕様 メモ: 提供される内容は地域により異なる場合があります。コンピュータの構成の詳細を確認するに (スタートアイコン) → ヘルプとサポート の順にクリックし、お使いのコンピュー は、スタート タに関する情報を表示するオプションを選択してください。 表 15. プロセッサ 機能 仕様 プロセッサのタイプ • Intel Core i3/i5/i7 シリーズ • Intel Dual Core シリーズ キャッシュ合計 プロセッサのタイプに応じて最大 8 MB キャッシュ 表 16. メモリ 機能 仕様 種類 DDR3 速度 1600 MHz コネクタ: ミニタワー、スモールフォームファクター DIMM スロット (4) 容量 2 GB、4 GB、および 8 GB 最小メモリ 2 GB 最大メモリ 16 GB 表 17.
表 19. ネットワーク 機能 仕様 内蔵 10 / 100 / 1000 Mb / 秒 通信対応 Intel l217LM Ethernet 表 20. システム情報 機能 仕様 システムチップセット Intel 8 シリーズ Express チップセット DMA チャネル 個別プログラム可能のチャネル(7)付 8237 DMA コント ローラ(2) 割り込みレベル 24 割り込み対応内蔵 I/O APIC 機能 BIOS チップ(NVRAM) 12 MB 表 21. 拡張バス 機能 仕様 バスのタイプ PCIe Gen2、Gen3 (x16)、USB 2.0、および USB 3.0 バススピード PCI Express: • • x1 スロット双方向スピード – 500 MB / 秒 x16 スロット双方向スピード – 16 MB / 秒 SATA: 1.5 Gbps、3.0 Gbps、6 Gbps 表 22.
表 23. Drives 機能 仕様 外部アクセス可能(5.25 インチドライブベ イ): ミニタワー SFF(スモールフォームファクター) (2) スリム光学ドライブベイ(1) 内部アクセス可能 3.5 インチ SATA ドライブベイ: ミニタワー (2) SFF(スモールフォームファクター) (1) 2.5 インチ SATA ドライブベイ: ミニタワー (2) SFF(スモールフォームファクター) (2) 表 24. 外部コネクタ 機能 仕様 オーディオ: フロントパネル • • マイクコネクタ(1) ヘッドフォンコネクタ(1) 背面パネル • • ライン出力コネクタ(1) ライン入力 / マイクコネクタ(1) ネットワークアダプタ RJ45 コネクタ(1) シリアル 9 ピンコネクタ、16550C 対応(1) パラレル 25 ピン コネクタ(1)(ミニタワーおよびスモールフォー ムファクターのオプション) USB 2.0: • • 前面パネル:2 背面パネル:4 USB 3.
表 25. 内蔵コネクタ 機能 仕様 PCI 2.
機能 仕様 プロセッサ 1150 ピンコネクタ(1) プロセッサファン 5 ピンコネクタ(1) サービスモードジャンパー 2 ピンコネクタ(1) パスワードクリアジャンパー 2 ピンコネクタ(1) RTC リセットジャンパー 2 ピンコネクタ(1) 内蔵スピーカ 5 ピンコネクタ(1) イントルーダコネクタ 3 ピンコネクタ(1) 電源コネクタ: 8 ピン(1)、4 ピン(1)、6 ピン (1)、コネクタ ミニタワー、スモールフォームファクター 表 26.
表 27. 電源 メモ: 熱放散は電源のワット数定格に基づいて算出されています。 ワット数 最大熱消費 電圧 290 W 989.00 BTU/時 100 VAC ~ 240 VAC、50 Hz ~ 60 Hz、5.0 A SFF(スモールフォーム 255 W ファクター) 870.00 BTU/時 100 VAC ~ 240 VAC、50 Hz ~ 60 Hz、4.4 A コイン型電池 3 V CR2032 コイン型リチウム電池 ミニタワー 表 28. 寸法 高さ ミニタワー 幅 奥行き 重量 36.00 cm(14.17 イン 17.50 cm(6.89 イン 41.70 cm(16.42 インチ) 9.40 kg (20.72 ポン チ) チ) ド) SFF(スモールフ 29.00 cm(11.42 イン 9.30 cm(3.66 イン ォームファクタ チ) チ) ー) 31.20 cm(12.28 インチ) 6.00 kg (13.22 ポン ド) 表 29.
7 デルへのお問い合わせ メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、 請求書、またはデルの製品カタログで連絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを複数提供しています。サポート やサービスの提供状況は国や製品ごとに異なり、国 / 地域によってはご利用いただけないサービスもござい ます。デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせい ただけます。 dell.