Users Guide
RAID レベル 0 のもう 1 つの利点は、ドライブの最大ストレージ容量を利用できることです。たとえば、120 GB のハードディスクドライブが 2 台取り付けられている場合は、240 GB のハードディスク
ドライブ領域をデータの保存に使用することができます。
RAID レベル 1 構成
RAID レベル 1 は、データ保全性を向上するためにミラーリングと呼ばれる、データの冗長性を持たせたストレージ技術を使用します。データがプライマリドライブに書き込まれると、RAID を構成する他
のドライブに複製、つまりミラーリングされます。RAID レベル 1 構成では、データの冗長性の利点を重視しているため、データアクセス速度が犠牲になります。
ドライブが故障すると、次の読み出し / 書き込み動作は、正常に動作しているドライブで行われます。正常に動作しているドライブを使って、交換用のドライブでデータを再構築することができます。
お使いのハードディスクドライブを RAID に構成する
コンピュータ購入時に RAID 構成を選ばなかった場合でも、コンピュータを RAID 構成にすることができます。RAID レベルの説明とそれらの要件については、RAID 構成についてを参照してください。
ハードディスクドライブの取り付け方法については、ミニタワーコンピュータの場合はハードディスクドライブの取り付け、デスクトップコンピュータの場合はハードディスクドライブの取り付けを参照してく
ださい。
RAID ハードディスクドライブボリュームを構成するには、2 つの手順の 1 つを使用してできます。最初の手順は、NVIDIA MediaShield ROM ユーティリティを使用し、ハードディスクドライブにオペ
レーティングシステムをインストールする前に実行します。二番目の手順は、NVIDIA MediaShield を使用し、オペレーティングシステムとNVIDIA RAID ドライバをインストールした後に実行します。
どちらの手順でも、開始する前にお使いのコンピュータを RAID 有効モードに設定する必要があります。
コンピュータの RAID 対応モードへの設定
1. セットアップユーティリティを起動します(セットアップユーティリティの起動を参照)。
2. 上下矢印キーを押して、Drives をハイライト表示してから、<Enter> を押します。
3. 上下矢印キーをを押して、適用する SATA ドライブをハイライト表示して、<Enter> を押します。
4. 左右矢印キーを押して、RAID On をハイライト表示してから、<Enter> を押し、次に を押します。必要に応じて、この処理を各 SATA ハードディスクドライブに対して繰り返します。
5. <Esc> を押し、左右矢印キーを押して Save/Exit をハイライト表示し、<Enter> を押して、セットアップユーティリティを終了し、起動プロセスを再開します。
メモ: RAID レベル 0 構成では、構成のサイズは最小ドライブサイズに、その構成内のドライブの台数を掛けた値になります。
メモ: RAID レベル 1 構成のサイズは、構成内の最小ドライブのサイズと等しくなります。
メモ: RAID オプションの詳細に関しては、セットアップオプションを参照してください。