Users Guide
手順 6 ターゲット ID の設定
SCSI デバイスにターゲット識別子(TID)を設定します。 SCSI チャネル内の各デバイスには、固有の TID が設定されていなければなりません。非ディスクデバイスに、接続するチャネルに関係なく、
固有の SCSI ID を設定する必要があります。 TID の設定に関しては、各 SCSI デバイスのマニュアルを参照してください。RAID コントローラは、最も高い優先権を持つ TID 7 を自動的に占有しま
す。SCSI デバイスのアービトレーション(優先順位)は、TID によって決まります。表 3-1 は、ターゲット ID を示します。
表 3-1 ターゲット ID
手順 7 SCSI ターミネータの設定
SCSI バスは電気的伝送路であり、反射と損失を最小限に抑えるため、正しくターミネートしなければなりません。ターミネータは、SCSI ケーブルの両端に設定してください。
ディスクアレイの場合、SCSI デバイスの取外しまたは増設によってターミネータが妨害されないように SCSI バスのターミネータを設定します。 この場合、図 3-6 に示すように、SCSI ケーブルの片端
に RAID コントローラを接続し、もう一方の端に外部ターミネータモジュールを接続すると簡単です。
図のドライブ(ID0、ID1、ID2)が示すように、両端の間にあるコネクタには、ターミネータを無効にした SCSI ドライブを接続することができます。各 SCSI ドライブのターミネータを無効にする方法につ
いては、マニュアルを参照してください。
SCSI チャネルからハードドライブを取り外した際に SCSI ターミネータと TermPWR(ターミネータへの電力供給)が損なわれないように、ターミネータを設定します。
図 3-6 内部 SCSI ディスクアレイのターミネータ
メモ: クラスタモードでは、RAID コントローラは TID 6 を占有できます。クラスタモードの場合、一方のコントローラが TID 6、他方ののコントローラが TID 7 になります。有効なターゲット ID
は TID 0 ~ 7 です。7 が最も高い優先権を持ちます。
優先順位
高 低
TID
7
6
5
...
2
1
0
15
14
...
9
8
メモ: 同一のバスまたは論理ドライブ上に U160 ドライブと U320 ドライブを混在させることはお勧めしません。