Users Guide
アレイ
ハ-ドドライブのグループ化。ハードドライブの記憶領域を組み合わせて、連続した記憶領域の単一セグメントにします。RAID コントローラは、1 つ、または複数のチャネル上のハードドライブをアレイに
グループ分けすることができます。ホットスペアドライブはアレイに参加しません。
アレイスパニング
論理ドライブによるアレイスパニングとは、ハードドライブの2 つのアレイ記憶領域を組み合わせて、1 つの論理ドライブ内に単一の連続した記憶領域を構成することです。PERC 論理ドライブは、それ
ぞれが同数のハードドライブで構成された連続番号を持つアレイをスパニングできます。アレイスパニングにより、RAID レベル 1 を RAID レベル 10 にすることができます。ディスクスパニング と スパ
ニング も参照してください。
キャッシュ I/O
最近アクセスされたデータを保持する小容量の高速メモリ。キャッシングにより、同一データへの後続のアクセスを高速化できます。ほとんどの場合、プロセッサメモリへのアクセスに適用されますが、ネ
ットワークでアクセス可能なデータのコピーの保存に使用することもできます。データがメインメモリから読み込まれたり、メインメモリに書き込まれたりする場合、そのコピーが、関連付けられたメインメ
モリアドレスとともにキャッシュメモリにも保存されます。キャッシュメモリでは、後続の読取りアドレスを監視し、必要なデータがすでにキャッシュメモリに保存されているかどうかをチェックします。すでに
キャッシュメモリに存在する場合(キャッシュヒット)、即座にキャッシュメモリから読み込まれ、メインメモリからの読込みは中止されます(または開始されません)。データがキャッシュに存在しない場合
(キャッシュミス)、データはメインメモリから読み込まれ、キャッシュメモリに保存されます。
クリア
BIOS 設定ユーティリティで、物理ドライブから情報を削除するために使用するオプションです。
交換ディスク
RAID アレイ内の故障したメンバディスクを交換するために使用できるディスク。
交換ユニット
コンポーネントが故障した場合に、常にユニットとして交換される、ディスクサブシステム内のコンポーネントまたはコンポーネントの集まり。ディスクサブシステムの典型的な交換ユニットには、ディスク、
コントローラ論理ボード、電源、およびケーブルがあります。ホットスペアとも呼ばれます。
故障ドライブ
機能が停止していたり、常に不適切に機能したりするドライブ。
コールドスワップ
コールドスワップでは、ディスクサブシステムで欠陥のあるハードドライブを交換する前に、システムの電源を切る必要があります。
再構成
RAID レベルの変更、または物理ドライブの既存アレイへの追加後に行われる論理ドライブの再作成です。
再構築
RAID レベル 1、5、10、または 50 のアレイ内の故障ディスクから、すべてのデータを交換用ディスクに再生成すること。ディスクの再構築は、通常、アレイの仮想ディスクに保存されたデータへのア
プリケーションアクセスを中断することなく実行されます。
再構築率
再構築に割り当てられる CPU リソースの割合です。
冗長性
故障またはエラーに対処するため、複数の交換可能なコンポーネントが単独の機能を実行する機能です。冗長性は通常、ハードウェアに適用されます。ハードウェア冗長性の一般的な形式は、ディスク
ミラーリングです。
初期化
論理ドライブのデータフィールドにゼロを書き込み、対応するパリティを生成して論理ドライブを READY(動作可能)状態にする処理。初期化によって、以前のデータが消去され、論理ドライブが整合性チ
ェックに合格できるようにパリティが生成されます。アレイは、初期化を行わなくても機能しますが、パリティフィールドが作成されていないため、整合性チェックで不合格になることがあります。