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10 はじめに
オートネゴシエイション
オートネゴシエイションによって、イーサネットスイッチは通知(アドバタイズ)動作
モードになります。オートネゴシエイション機能によってポイントツーポイントリンクセ
グメントを共有する
2
台のイーサネットスイッチ間には情報を交換する手段が与えられ、
両方のイベント
サーバースイッチはそれぞれの伝送能力のメリットを最大限に生かすよう
に自動的に設定されます。ポート通知によって、システム管理者は、通知されたポートス
ピードに設定することが可能です。
ジャンボフレームのサポート
ジャンボフレームとは、
MTU
(最大転送単位)サイズが最大
10 K
バイトのフレームです。
ジャンボフレーム機能は、同一データを少ないフレームで転送することでネットワークの
最適化を図ります。
この機能の最大の利点は、転送オーバーヘッドとホスト処理オーバーヘッドの削減を実現
できることです。ジャンボフレームはサーバーとサーバー間の転送に使用されます。
自動 MDI / MDX のサポート
スイッチは
RJ-45
ポートに接続されているケーブルがクロスかストレートかを自動的に識
別します。
エンドステーションの標準配線は
Media-Dependent Interface
(
MDI
)、ハブとスイッチ
に使用する標準配線は
Media-Dependent Interface with Crossover
(
MDIX
)として知ら
れています。
自動
MDI / MDIX
は、
10 / 100 / 1000 BASE-T
イーサネットポートで動作します。この機能
はシステム全体で自動的に有効となり、ユーザーがオフにすることはできません。
フロー制御のサポート(IEEE 802.3X)
全二重リンク(
FDX
)の場合、フロー制御によって受信側は、バッファオーバーフローを
防ぐために送信を一時的に停止すべきであるとの信号を送信側に送出します。
仮想ケーブルテスト(VCT)
VCT
テクノロジは、銅線リンクでのケーブル断線またはケーブル短絡などのケーブル障害
を検出および報告する機能です。
ケーブル解析は銅線ケーブル(
10 BASE-T / 100 BASE-T / 1000 BASE-T
)に対して機能し、
リンクがダウンしているときにのみ実行されます。システムがケーブルテスト動作を開
始した場合、ユーザーの明示的な指示によって次のパラメータが表示されます。
•
ケーブルタイプと状態
•
ケーブル長
•
故障部位までの距離