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はじめに 9
機能
概要
Head of Line ブロッキング防止
Head of Line
(
HOL
)ブロッキングによって、同一の出力ポートリソースでのトラフィッ
ク競合を原因とするトラフィック遅延とフレーム消失が生じます。
HOL
ブロッキングはパ
ケットをキューに入れ、キュー先頭にあるパケットはキュー末尾のパケットより先に転送
されます。デフォルトでは、
HOL
ブロッキング防止機構がシステム全体で無効にされ、
QoS
(クオリティオブサービス)、フロー制御、またはバックプレッシャがポートでアク
ティブになっている場合を除いて、デバイスは常に
HOL
ブロッキング防止機構が働くよう
に設定されています。
マネジメントモード
•
Unmanaged Mode
(非管理モード)―
ユーザー設定とは無関係に動作します。
システムには
IP
アドレスもウェブマネジメントインタフェースもなく、したがって、
管理できません。これがシステムのデフォルトです。非管理モードに入っている時に
管理モードボタンを押すと、スイッチは管理モードに切り替わり、
IP
アドレスはデ
フォルトの
192.168.2.1
となります。
•
Managed Mode
(管理モード)―
ウェブインタフェースを介したスイッチの管理
が可能になります。電源を入れなおしてもデバイスの設定は保持されます。管理モ
ードに入っている時に管理モードボタンを押すと、スイッチは非管理モードに切り
替わります。
•
Secure Mode
(セキュアモード)(PowerConnect 2748 のみ)
―
セキュアモ
ード
は、ユーザーがスイッチを
Managed Mode
(管理モード)に設定し、
次に
Secure Mode(セキュアモード)を有効にすることで機能します。
このモードが有
効になると、スイッチの設定は変更できなくなります。これは、スイッチの
IP
アドレ
スを削除してアクセスできなくするという仕組みによります。セキュアモードでは、
管理モードの場合と同様、電源を入れなおしてもスイッチの設定が保持されます。
セキュアモードを使うには、スイッチを管理モードにし、スイッチの設定を行っ
た後で、ウェブインタフェースを介してセキュアモードに切り替えます。セキュア
モードを終了するには、管理モードボタンを押します。セキュアモードに入ってい
る時に管理モードボタンを押すと、スイッチは管理モードのデフォルト設定に切
り替わり、
IP
アドレスはデフォルトの
192.168.2.1
となります。
バックプレッシャサポート
半二重リンクでは、受信ポートはリンクを占有してそれ以後のトラフィックに対して利用
不能にすることで、バッファオーバーフローを防止します。この機能は、ポート単位で有
効
/
無効の切り替えが可能です。すべてのポートのデフォルト設定は
OFF
です。ただし、
この設定はリンクが半二重で動作しているときにのみ適用されます。