Users Guide

はじめに: Dell PowerConnect 35xx システムユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/NETWORK/PC35xx/ja/UG/ryanugc1.htm[7/25/2012 10:19:27 AM]
IEEE 802.1Q には、仮想ブリッジ接続された LAN のアーキテクチャ、VLAN で提供されるサービス、および、それらのサービスの供給に関
係するプロトコルとアルゴリズムが定義されています。
GVRP のサポート
GARP VLAN 登録プロトコル(GVRP)は、IEEE 802.1Q 準拠の VLAN のプルーニングと 802.1Q トランクポートでのダイナミック VLAN
の作成を可能にします。GVRP が有効である場合、デバイスは、VLAN メンバーシップを、基礎をなすアクティブな「スパニングツリープロト
コル機能」トポロジに属するすべてのポートに登録し伝搬します。
詳細に関しては、「GVRP パラメーターの設定」を参照してください。
プライベート VLAN エッジ
ポートはプライベート VLAN エッジ(PVE)グループに割り当てる事ができます。PVE として定義されたポートは、アップリンクによって保
護されるので、同じ VLAN 内の他のポートから隔離されます。アップリンクは GE ポートである必要があります。
プライベート VLAN の詳細に関しては、「ポートの設定」を参照してください。
スパニングツリープロトコル機能
スパニングツリープロトコル(STP
802.1d スパニングツリーは、標準のレイヤ 2 スイッチ要件であり、ブリッジによってレイヤ 2 における転送ループを自動的に防止および解
決することを可能にします。スイッチは、特別にフォーマット化されたフレームを使って設定メッセージを交換し、ポートに対して送信を有効
にするか、無効にするかを選択します。
詳細に関しては、「スパニングツリープロトコルの設定」を参照してください。
高速リンク
STP では、収束に最大 3060 秒かかる場合があります。この時間で STP はループの存在を検知し、ステータス変更の伝搬と関連デバイスの
応答を可能にします。3060 秒は、多くのアプリケーションにとっては応答時間として長すぎると見なされます。高速リンクオプションはこ
の遅延を回避し、転送ループが発生しないネットワークトポロジで使用できます。
ポートおよび LAG に対して高速リンクを有効にする場合の詳細に関しては、「STP ポート設定の定義」または「STP LAG 設定の定義」を参
照してください。
IEEE 802.1w 高速スパニングツリー
スパニングツリーは、各ホストにつき 3060 秒の間に、そのポートがアクティブにトラフィックを送信しているかどうかを判断できます。高
速スパニングツリー(RSTPRapid Spanning Tree)は、ネットワークトポロジの使用を検知して、転送ループを作成しない迅速な収束を可
能にします。
詳細に関しては、「高速スパニングツリーの定義」を参照してください。
IEEE 802.1s 多重スパニングツリー
多重スパニングツリー(MSTP)動作は、VLAN STP インスタンスにマップします。MSTP は異なる負荷バランシングシナリオを提供しま
す。各種の VLAN に割り当てられたパケットは、多重スパニングツリーリージョン(MSTP リージョン)内の様々なパスに沿って送信されま
す。リージョンとは、フレームを送信できる 1 つまたは複数の MSTP ブリッジです。標準により、管理者は VLAN トラフィックを固有のパス
に割り当てることができます。