Users Guide

システム情報の設定： Dell PowerConnect 35xx システムユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/NETWORK/PC35xx/ja/UG/ryanugcj.htm[7/25/2012 10:19:57 AM]
SNMP（Simple Network Management Protocol）はネットワークデバイスの管理メソッドを提供します。スイッチがサポートする SNMP バージョンは次のとおりです。
SNMPv1（バージョン 1）
SNMPv2（バージョン 2）
SNMPv3（バージョン 3）
SNMP v1 および v2
SNMP エージェントはスイッチを管理するために使用される変数のリストを維持します。変数は MIB（Management Information Base）で定義されます。MIB はエージェントに
よって管理される変数を表示します。SNMP エージェントは、MIB 指定フォーマットおよびネットワーク全体にわたる情報にアクセスするためのフォーマットを定義します。SNMP
エージェントへのアクセス権はアクセスストリングによってコントロールされます。
デフォルトで SNMPv1 と v2 が有効に設定されています。
SNMP v3
SNMP v3 もまた、SNMPv1 と SNMPv2 PDU に対して、アクセス制御および新しいトラップメカニズムを適用します。さらに、以下を含む、SNMPv3 のユーザーセキュリティモデ
ル（USM）が定義されます。
Authentication（認証）— データの完全性とデータ発信元認証を提供します。
Privacy（プライバシー）— メッセージ内容の開示を保護します。暗号化には Cipher Block-Chaining（CBC）が使用されます。SNMP メッセージに対する認証が有効とな
るか、または SNMP メッセージに対する認証とプライバシーの両方が有効となります。ただし、認証なしでプライバシーを有効にすることはできません。
Timeliness（適時性）— メッセージディレイまたはメッセージ冗長が発生しないように保護します。SNMP エージェントは着信メッセージをメッセージ時刻情報と比較しま
す。
Key Management（キー管理）— キー生成、キーアップデート、およびキー使用を定義します。
スイッチは、Object ID（OID）（オブジェクト ID）に基づく SNMP 通知フィルターをサポートしています。OID はシステム機能を管理する目的でシステムによって使用されま
す。SNMP v3 は次の機能をサポートしています。
セキュリティ
機能アクセス制御
トラップ
認証またはプライバシーキーは、ユーザーセキュリティモデル（USM）内で変更できます。
ローカルエンジン ID が有効な場合に、SNMPv3 を有効にすることが可能です。
本項には、次のトピックがあります。
SNMP グローバルパラメーターの定義
SNMP ビューの設定の定義
SNMP アクセス制御の定義
SNMP ユーザーセキュリティの割り当て
SNMP コミュニティの定義
SNMP 通知フィルターの定義
SNMP 通知受信者の定義
SNMP グローバルパラメーターの定義
SNMP Global Parameters（SNMP グローバルパラメーター）ページでは、SNMP 通知および認証通知を有効にすることができます。
SNMP Global Parameters（SNMP グローバルパラメーター）ページを開くには、ツリー表示の System（システム）® SNMP ® Global Parameters（グローバルパラメー
ター）をクリックします。
図 6-87. SNMP グローバルパラメーター