Users Guide

はじめに: Dell PowerConnect 35xx システムユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/NETWORK/PC35xx/ja/UG/ryanugc1.htm[7/25/2012 10:19:27 AM]
ネットワーク管理者は音声 VLAN を利用して、特定の VLAN 上の IP 電話から IP 音声トラフィックを伝送するようにポートを設定することに
より、VoIP サービスを拡張できます。VoIP トラフィックの送信元 MAC アドレスには、事前設定された OUI 識別コードが含まれています。
ネットワーク管理者は、音声 IP トラフィックの転送元となる VLAN を設定できます。自動音声 VLAN セキュアモードでは、音声 VLAN から
VoIP 以外のトラフィックが破棄されます。また、音声 VLAN では VoIP QoS が提供されるので、IP トラフィックの受信が不均衡の場
合でも音声の品質が低下することはありません。
詳細に関しては、「音声 VLAN の設定」を参照してください。
ゲスト VLAN
ゲスト VLAN は、権限のないポートに制限付きのネットワークアクセス権を与えます。ポートがポートベース認証でネットワークアクセスを拒
否された場合でも、ゲスト VLAN が有効であれば、そのポートは制限付きのネットワークアクセス権を得ることができます。
MAC アドレスサポート機能
MAC アドレス容量のサポート
デバイスは、最大 8,000 個の MAC アドレスをサポートします。特定の MAC アドレスがシステム用に予約されています。
静的な MAC エントリ
受信フレームから MAC エントリを学習する方法の代替として、ブリッジ表に MAC エントリを手動で入力することができます。このように
ユーザーが定義したエントリは、エージングの対象にはならず、リセットおよび再起動を行った後も保持されます。
詳細に関しては、「静的アドレスの定義」を参照してください。
MAC アドレスの自己学習
デバイスは、受信するパケットからのコントロールされた MAC アドレスを学習します。MAC アドレスは、ブリッジ表に保存されます。
MAC アドレスの自動エージング
ある一定期間にトラフィックが送信されなかった MAC アドレスは削除されます。これによって、ブリッジ表のオーバーフローを防止できま
す。
MAC アドレスのエージングタイムの詳細に関しては、「動的アドレスの表示」を参照してください。
VLAN に対応した MAC ベースのスイッチング
デバイスは、常に VLAN 対応のブリッジングを実行します。宛先 MAC アドレスだけに基づいてフレームを転送する古典的なブリッジング
IEEE802.1D)は実行されません。ただし、タグなしのフレームに対して、同様の機能を設定することができます。いずれのポートにも関連
付けられていない MAC アドレスが宛先に指定されているフレームは、関連する VLAN のすべてのポートに送信されます。
MAC マルチキャストのサポート
マルチキャストサービスは、制限付きのブロードキャストサービスで、1 対多および多対多の接続による情報配布を可能にします。レイヤ 2
ルチキャストサービスでは、単一のフレームが特定のマルチキャストアドレスに宛先指定され、そのアドレスからフレームのコピーが複数の関
連ポートに送信されます。マルチキャストグループが静的に有効な場合、登録済みグループの宛先設定および未登録マルチキャストフレームの
動作定義が可能です。