Setup Guide

58 ラック取り付けガイド
取り付け手順
このガイドは、トレーニングを受けたサービス技術者が、オープンフレームリレーラック
やラックキャビネットに
1
台または複数のシステムを取り付ける作業を行う場合の手順書
です。
RapidRails™
ラックキットは、角型の穴を使用するメーカーのラックキャビネット
に、工具を使わずに取り付けることができます。
VersaRails™
ラックキットは、角型また
は丸型の穴を使用する、業界規格に適合しているほとんどのキャビネットに取り付けるこ
とができます。
RapidRails
VersaRails
ラックキットの取り付け手順はほとんど同じです。
ラックキャビネットに取り付けるシステム
1
基ごとにラックキット
1
セットが必要です。
警告: 別のシステム用に設計されたラックキットの部品は取り付けないでください。 お使い
のシステム用のラックキットのみをお使いください。 別のシステム用のラックをお使いにな
ると、システムの損傷やけがを招く恐れがあります。
VersaRails
ラックキットは、統一規格に適合しているほとんどのラックキャビネットに取
り付けることができます。
注意: VersaRails ラックキットは、米国規格協会(ANSI/ 米国電子工業会(EIA)規格
ANSI/EIA-310-D92、国際電気標準会議(IEC297、ドイツ工業規格(DIN41494 の仕様を満た
すラックについてトレーニングを受けたサービス技術者が取り付けるように設計されていま
す。ラックキットは、ラックに取り付けるシステム 1 基につき 1 セット必要です。
作業を開始する前に
システムのラックへの取り付けを開始する前に、本書の「安全にお使いいただくために」
およびご使用のシステムの『製品情報ガイド』の安全に関する注意事項を参照し、補足情
報を確認してください。
警告: 複数のシステムをラックに取り付ける場合は、1 台のシステムの取り付け手順を完了
してから、次のシステムの取り付けに進んでください。
警告: ラックキャビネットはサイズが非常に大きく重量もあるため、キャスターで簡単に移
動できるようになっています。 このキャスターにはブレーキがありません。 したがってラック
キャビネットを移動するときは十分な注意が必要です。 ラックキャビネットを別の場所に移
動するときは、水平調節用の脚を収納してください。 長い傾斜面、急勾配のある場所、ス
ロープなど、バランスが取りにくい場所にはキャビネットを設置しないでください。 水平調
節用の脚を伸ばしてキャビネットを支え、キャビネットが移動しないようにしてください。
安全に関する重要な注意
システムをラックに取り付けるときは、次の各項の安全に関する注意を遵守してください。
警告: 作業者は、自分自身と関係者を保護するために、本書の手順に必ず従ってください。
本システムは非常に重量があり大きいため、自分自身や関係者のけがを防ぐために準備と計
画を適切に行うことが重要です。 この注意は、特にシステムをラックの高い位置に取り付け
る場合に重要になります。