Users Guide
1. スタートボタンをクリックし、プログラム→アクセサリ→通信とポイントしてから、HyperTerminalをクリックします。
2. 新しい接続用の名前を入力し、アイコンを選びます。
3. OKをクリックします。
4. Connect toプルダウンメニューからクライアントシステムで利用できるCOMポートを選び、OKをクリックします。
利用できるCOMポートがなく、システムをお持ちでない場合、クライアントシステムについてテクニカルサポートに連絡する必要があります。
利用可能なCOMポートを選ぶと、COMポートのプロパティウィンドウが表示されます。
5. Bits per secondを選びます。
コンソールリダイレクションは、9600、19.2 K、57.6 K、または115.2 K bpsをサポートします。
6. Data bitsを8に設定します。
7. ParityをNoneに設定します。
8. Stop bitsを1に設定します。
9. Flow controlをHardwareに設定します。
10. OKをクリックします。
ターミナルの設定
ポートを設定した後で、以下の手順を実行してターミナルを設定します。
1. HyperTerminalでFileをクリックし、Propertiesをクリックして、Settingsタブを選びます。
2. Function, arrow, and ctrl keys act asフィールドがTerminal Keysに設定されていることを確認します。
3. Backspace key sendsフィールドがCtrl+Hに設定されていることを確認します。
4. Emulation設定をAuto detectからANSIまたはVT100/220に変更します。
この設定は、サーバのConsole Redirectionオプションに選んだ設定と同じ設定である必要があります。
Terminal Setupをクリックすると、行数と列数の設定が表示されるはずです。
5. 行数を24から25に変更し、列数は80のままにしておきます。この設定がない場合、ターミナルエミュレーションソフトウェアをアップグレードする必要があります。
システムの再起動
コンソールリダイレクションは、オペレーティングシステムがシリアルポートを制御できるように設計されています。この設計により、システムBIOSからの干渉を受けずにシリアルのデバッグやオペレーティ
ングシステムのリダイレクションが正しく機能するようになります。
システムをシャットダウンしてトラブルシューティングをおこなったり、SCSI BIOS設定を変更するのにコンソールリダイレクションを使用するには、以下の手順を実行してください。
1. システムを再起動します。推奨方法については、表D-4を参照してください。
2. システムが再起動を始めたらコンソールリダイレクションを使って、POST中のシステムの監視やシステムとの通信をおこないます。システムが再起動している間に以下のことが可能です。
l セットアップユーティリティを起動します。
l SCSIセットアップメニューを起動します。
l ユーティリティパーティションのユーティリティを実行します。
l ファームウェアとBIOSを更新します(システムのフラッシュ)。
特殊キーの設定
コンソールリダイレクションはANSIまたはVT100/220ターミナルエミュレーションを使用します。これらは基本ASCII文字に限られます。この文字セットにはファンクションキー、矢印キー、およびコントロー
ルキーはありません。ただし、ほとんどのBIOSソフトウェアは、通常の操作にファンクションキーやコントロールキーが必要です。エスケープシーケンスと呼ばれる特殊なキーシーケンスを使って、ファン
クションキーをエミュレートすることができます。
コンソールリダイレクションでは、エスケープシーケンスはエスケープキャラクタから始まります。このキャラクタは、お使いのターミナルエミュレーションソフトウェアの要件によって、様々な方法で入力で
きます。例えば、0x1b、^[、および<Esc>などはすべて同じエスケープキャラクタを示します。ターミナルソフトウェアによっては、既定のマクロを使って適切なエスケープシーケンスを送信するものもありま
す。HyperTerminalでは、ViewメニューからKey Macrosを選んでマクロを定義できます。マクロでは、ほとんどすべてのキーの組み合わせに対してほとんどのキーを割り当てることができます。ファン
クションキーのそれぞれにマクロを作成します。表D-2および表D-3に、特殊キーまたはコマンドの代わりに使用する必要のあるVT100/220エスケープシーケンスを示します。表D-4に、追加のエスケー
プシーケンスを示します。
メモ:コンソールリダイレクションを使ってユーティリティパーティションにあるユーティリティを実行するには、ユーティリティパーティションはDell OpenManage™ Server Assistantを使って
作成されている必要があります。
メモ:HyperTerminalでマクロを定義する際、ダイアログボックスを終了するのではなく、エスケープシーケンスを送信することを知らせるために、<Esc>を押す前に<Ins>を押す必要があります。こ
れらの設定がない場合、ターミナルエミュレーションソフトウェアをアップグレードする必要があります。
表D-2.VT100/220対応エスケープシーケンス
キー
対応シーケンス
ターミナルエミュレーション
上矢印
<Esc> [ <Shift>a
VT100/220