Users Guide
Security画面でも、Secure Mode(セキュアモード)オプションを有効にしたり、設定することができます。システムがSecure Modeのとき、ユーザパス
ワードを入力するまで、ほとんどの入出力デバイスは無効になっています。アクティブでない期間の後、システムの起動時、システムがアクティブでない
期間の後、またはセキュリティ画面オプションを使用して定義したとおりの順序でキーを押した場合に、Security画面設定を変更して、Secure Modeを
開始することができます。
Boot画面
Boot画面オプションは、システムに接続されたデバイスの起動検索の順序を決定します。利用可能なオプションは、ディスケットドライブ、ハードディスク
ドライブ、CD-ROM、およびリムーバブルデバイスです。この画面で、システムのスタートアップ時に特定のシステムテストを無視することができます。ま
た、プライマリ、およびセカンドIDEデバイスの相対順序を選択することができます。
System Management画面
System Management画面からConsole Redirectionサブメニューを選択することができます。このサブメニューを使って、I/Oポートを有効にして設
定し、コンソールリダイレクションをサポートします。
Exit画面
<Esc>を押してシステムセットアッププログラムを終了すると、Exit画面が表示され、以下を選ぶことができます。
l Exit Saving Changes(変更を保存して終了) ― 変更をシステムセットアップオプションに適用する場合、このオプションを使用します。
l Exit Discarding Changes(変更を保存しないで終了) ― システムセットアップオプションを以前の設定に戻す場合、このオプションを使用しま
す。
l Load Setup Defaults(セットアップデフォルトのロード) ― すべてのシステムセットアップオプションをデフォルトの設定に戻します。
l Save Customer Defaults(カスタマのデフォルトを保存) ― 現在のシステムセットアップオプション値を特定のシステム設定としてファイルに保
存します。
l Load Custom Defaults(カスタムデフォルトのロード) ― カスタマのデフォルトを保存のオプションを使って保存されているオプションの設定をロ
ードします。
l Discard Changes(変更を保存しない) ― システムセットアッププログラムを終了しないで、システムセットアップオプションを以前の設定に戻しま
す。
パスワード機能の使い方
ご使用のDellシステムは、出荷時にはパスワードが設定されていません。システムのセキュリティが必要な場合は、必ずパスワード保護機能を有効にし
た状態でシステムを操作してください。ユーザパスワードは、システムへの権限のないアクセスからシステムを保護します。スーパバイザパスワードは、
権限のないセットアップユーティリティの変更からシステムを保護します。
ユーザパスワードの設定
ユーザパスワードが設定されていない場合で、I/Oライザボード上のパスワードジャンパが有効な位置(デフォルト)に設定されているときは、User
PasswordオプションはNot Installedと表示されます。
Security画面で、Set User Passwordカテゴリをハイライト表示し、<Enter>を押してユーザパスワードを入力できるダイアログボックスを表示させま
す。パスワードを設定する場合は、次の事項を頭に入れておいてください。
l パスワードには7文字(英数字)まで使用できます(大文字、小文字の区別なし)。
l それぞれの文字キー(または空白としてのスペースバー)を押すごとに「*」が表示されます。
l 入力した文字を訂正する場合は、<Backspace>を押します。
l ユーザパスワードを設定せずにフィールドを終了するには、<Esc>を押します。
l リセットボタンを押すか、電源を入れ直してシステムを再起動しないと、パスワード保護機能は有効になりません。
既存のユーザパスワードの取り消しと変更
ユーザパスワードを取り消すには、セットアップユーティリティを起動し、Security画面でSet User Passwordを選択し、<Enter>を押してSet
Passwordダイアログボックスを表示させます。現在のユーザパスワードを入力し、<Enter>を押します。パスワード領域は空白にしたままで、<Enter>を
再度押します。
メモ: パスワードの設定方法と既存のパスワードの変更方法についての詳細は、「パスワード機能の使い方」の項を参照してください。パスワード
を忘れた場合に無効にする方法については、「パスワードを忘れたとき」の項を参照してください。
注意: ユーザパスワードを設定せずに作動中のシステムから離れたり、システムシャーシをロックせずに放置したりした場合には、第三者がI/O
ライザボード上のジャンパ設定を変更し、システムパスワード機能を解除することができます。結果、誰でもシステムのハードディスク内の情報に
アクセスすることができるようになります。