Users Guide
コントローラのプロパティの設定
コントローラについて次のプロパティを設定することができます。
● 巡回読み取りモード(自動または手動)
● 巡回読み取りモードが手動に設定されている場合の巡回読み取りの開始または停止
● 未設定領域の巡回読み取り
● 整合性チェックモード
● コピーバックモード
● ロードバランスモード
● 整合性チェック率
● 再構築率
● BGI 率
● 再構成率
● 拡張自動インポート外部設定
● セキュリティキーの作成または変更
コントローラのプロパティを設定するには、ログインおよびサーバー制御の権限を持っている必要があります。
巡回読み取りモードに関する考慮事項
巡回読み取りは、ディスクの故障とデータの損失または破壊を防止するために、ディスクエラーを検出します。
次の状況では、巡回読み取りが物理ディスク上で実行されません。
● 物理ディスクが仮想ディスクに含まれていない、またはホットスペアとして割り当てられていない。
● 物理ディスクは、次のタスクのうち 1 つを実行している仮想ディスクに含まれます。
○ 再構築
○ 再構成または再構築
○ バックグラウンド初期化
○ 整合性チェック
さらに、巡回読み取り操作は高負荷の I/O 動作中は一時停止され、その I/O が終了すると再開されます。
メモ
: 自動モードにおいて巡回読み取りタスクが実行される頻度に関する詳細については、お使いのコントローラのマニ
ュアルを参照してください。
メモ: コントローラ内に仮想ディスクがない場合、Start(開始) や Stop(停止) などの巡回読み取りモード操作はサポ
ートされません。こうした操作は iDRAC インタフェースを使用して正常に呼び出せますが、関連付けられているジョブが
開始すると操作は失敗します。
負荷バランス
負荷バランスプロパティを使用すると、同一エンクロージャに接続されたコントローラポートやコネクタを、いずれも自動的
に使用して、I/O 要求をルーティングできます。このプロパティは、SAS コントローラでのみ使用可能です。
BGI 率
PERC コントローラでは、冗長仮想ディスクのバックグラウンド初期化が、仮想ディスクの作成後 0 ~ 5 分で自動的に開始さ
れます。冗長仮想ディスクのバックグラウンド初期化によって、冗長データを保持するための仮想ディスクが準備され、書き
込みパフォーマンスが向上します。たとえば、RAID 5 仮想ディスクのバックグラウンド初期化完了後、パリティ情報が初期
化されます。RAID 1 仮想ディスクのバックグラウンド初期化完了後は、物理ディスクがミラーリングされます。
バックグラウンド初期化プロセスは、コントローラが、後に冗長データに発生するおそれのある問題を識別し、修正するのに
役立ちます。この点では、バックグラウンド初期化プロセスは整合性チェックに似ています。バックグラウンド初期化は、完
了するまで実行する必要があります。キャンセルされた場合、0 ~ 5 分以内に自動的に再開します。バックグラウンド初期化
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ストレージデバイスの管理