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異なる RAID レベルの最小ディスク要件:
表 12. RAID レベルとディスク数
RAID レベル 最小ディスク数
0 1*
1 2
5 3
6 4
10 4
50 6
60 8
*PERC S110 および S130 RAID コントローラには、少なくとも 2 台のハードディスクドライブが必要です。
物理ディスクの選択
物理ディスクの選択画面を使用して、仮想ドライブに使用する物理ディスクと、物理ディスクドライブに関連するプロパテ
ィを選択します。
仮想ディスクに必要な物理ディスク数は、RAID レベルによって異なります。RAID レベルで必要とされる物理ディスクの最小
および最大数が画面に表示されます。
• プロトコル — ディスクプールのプロトコルに、シリアル接続 SCSI(SAS)またはシリアル ATA(SATA)のいずれかを
選択します。
SAS ドライブは高パフォーマンス用に使用され、SATA ドライブはコスト効率に優れたソリューションを提
供します。ディスクプールは物理ディスクドライブの論理的グループで、仮想ディスクを 1 つ、または複数作成すること
ができます。このプロトコルは、
RAID 実装に使用されるタイプのテクノロジーです。
• メディアタイプ — ディスクプールのメディアタイプにハードディスクドライブ(HDD)またはソリッドステートディス
ク(SSD)を選択します。HDD は、データストレージに従来の回転磁気メディアを使用し、SSD はデータストレージ用
にフラッシュメモリを実装します。
• ディスク起動サイズ - 以下のディスクブロックサイズのいずれかを選択します。
– 512 - 512 バイトのブロックサイズのハードディスクドライブ(HDD)が選択されていることを示します。
– 4K - 4K のブロックサイズのハードディスクドライブ( HDD)が選択されていることを示します。4K ブロックの HDD
は少ないコマンドでより高速なデータ転送を可能にします。
• T10 保護情報(T10 PI)機能 - これは DIF(データ整合性フィールド)として知られ、サポートする HDD は DIF ドライブ
と呼ばれます。
T10 対応 HDD は、各ブロックのデータ整合性フィールドを検証、格納します。 ディスクにデータを書き
込み、読み取り要求時にこれらの値を返す際に、この操作が実行されます。HDD に対するデータの読み取り/書き込みの
際に、データにエラーがないかチェックされます。以下の
T10 保護情報機能のいずれかのタイプを選択します:
– すべて - T10 PI 対応と非対応の HDD の両方が選択されていることを示します。
– T10 PI 対応 - T10 PI 対応の HDD のみが選択されていることを示します。
– 非 T10 対応 - 非 T10 対応の HDD のみが選択されていることを示します。
メモ: バージョン 9.3.2 以降の PERC 9 は T10 PI 機能をサポートしません。
• 暗号化機能 — 暗号化機能を有効にするにははいをクリックします。
• スパン長の選択 — スパン長を選択します。スパン長の値は、各スパンに含まれる物理ディスクドライブ数を示します。
スパン長は
RAID 10、RAID 50、RAID 60 のみに適用されます。スパン長の選択ドロップダウンリストは、ユーザーが RAID
10、RAID 50、または RAID 60 を選択した場合にのみアクティブになります。
• 現在のスパンに残るドライブ数 — 選択されたスパン長の値に基づいて、現在のスパンに残っている物理ディスクドライ
ブの数が表示されます。
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