Concept Guide
サーバーライセンス — インポート
Lifecycle Controller-Remote Services では、ホストシステムのサーバーライセンスのインポート(復元)が可能です。これらの操作
は、通常マザーボードの交換時に使用されます。USB ドライブ、または CIFS、NFS などのネットワーク共有からライセンスをイン
ポートすることができます。
プロビジョニングサーバー
iDRAC のプロビジョニングサーバ機能を使用すると、新しくインストールされたサーバによって、プロビジョニングサーバをホスト
するリモート管理コンソールが自動的に検出されます。プロビジョニングサーバは、iDRAC にカスタム管理ユーザー資格情報を提供
します。このため、管理コンソールによって新しくインストールした管理対象システムが検出・管理できるようになります。
プロビジョニングサーバー機能が有効化された Dell システム(工場出荷時のデフォルト設定は無効)をご注文いただいた場合は、
iDRAC は DHCP が有効化され、ユーザーアカウントが無効化された状態で出荷されます。プロビジョニングサーバー機能が無効にさ
れている場合は、iDRAC Settings(iDRAC 設定)ユーティリティを使用して手動でこの機能を有効にし、デフォルトの管理アカウ
ントを無効にできます。iDRAC 設定ユーティリティの詳細については、『iDRAC
ユ
ー
ザ
ー
ズガイド
』を参照してください。
プロビジョニングサーバーの詳細については、www.delltechcenter.com/systemsmanagement で入手できる『Lifecycle Controller
Management』(Lifecycle Controller 管理)プロファイル文書を参照してください。
サーバーの再利用または廃棄機能
再利用または廃棄機能では、システム設定、ログ、PERC NV キャッシュ(該当する場合)などのサーバー関連のデータを削除する
ことができます。ただしこの機能を使用して iDRAC ライセンスを削除することはできません。次に関する情報を削除するには、
LC-Remote Services を使用します。
• BIOS
• iDRAC
• LC Data
• 診断
• ドライバパック
ユーザー情報が永久的に削除され、その情報は取得できなくなります。ただし、BIOS と iDRAC はそのまま機能するため、診断およ
びドライバパックを再インストールすることができます。
ウェブサーバー証明書の管理
iDRAC では、デフォルトで自己署名証明書が使用できます。証明書署名要求(CSR)を生成し、CSR を使用して認証局(CA)署名
付き証明書を作成します。この機能を使用するために、iDRACCard プロファイルには次のメソッドが導入されています。
• GenerateSSLCSR
• ExportSSLCertificate
• ImportSSLCertificate
• DeleteSSLCertificate
エクスポートおよびインポート操作をサポートするメソッドは次の通りです。
• ウェブサーバー証明書
• Directory Service の CA 証明書
• カスタム署名証明書
新しい証明書を使用するには、iDRAC を再起動してください。新しい証明書を使用するための新しいメソッド iDRACReset が追加
されています。
ウェブサーバー証明書の管理の詳細については、www.delltechcenter.com/systemsmanagement にある『iDRAC Card Profile』(iDRAC
カードプロファイル)文書を参照してください。
Physical Computer System View を使用した管理下コンピュ
ータシステムの表示
Physical Computer System View(PCSV)は、現状および設定など、管理対象システムのビューです。PowerShell コマンドを使用す
ると、PCSV に直接アクセスできます。PCSV を使用すると、次のことができます。
Remote Services の機能 19