Users Guide
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限
り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な
修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する
「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってください。
メモ: スレッド内部 SATA ケーブルが正しく接続されていることを確認します。
手順
1. 適切な診断テストを実行します。「システム診断プログラムの使用」の項を参照してください。
Diagnostics(診断)テストの結果に応じて、随時次の手順を実行します。
2. システムに RAID コントローラが搭載され、お使いのハードディスクドライブが RAID アレイに設定されている場合は、次の手
順を実行します。
a. システムを再起動し、システムの起動中に <F10> を押して Dell Lifecycle Controller を実行してから、Hardware Configuration
(ハードウェア設定)ウィザードを実行して RAID 設定を確認します。
RAID 設定についての情報は、Dell Lifecycle Controller マニュアル、またはオンラインヘルプを参照してください。
b. ハードドライブが RAID アレイ用に正しく設定されていることを確認します。
c. ハードディスクドライブをオフラインにして取り外し、再度取り付けます。
d. 設定ユーティリティを終了し、オペレーティングシステムを起動します。
3. コントローラ カードに必要なデバイス ドライバがインストールされており、正しく設定されていることを確認します。詳細に
ついては、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
4. システムを再起動し、セットアップユーティリティを開始します。
5. セットアップユーティリティで、コントローラが有効になっており、ドライブが表示されていることを確認します。
次の手順
問題が解決しない場合は、「困ったときは」の項を参照してください。
複数のドライブ障害のトラブルシューティング
単一アレイ内の複数の物理ディスク エラーは、通常、ケーブル配線または接続に障害があることを示し、データ損失を伴う場合が
あります。複数の物理ディスクが同時にアクセスできなくなった場合、その後、仮想ディスクを回復することができます。次の手
順を実行し、仮想ディスクをリカバリします。
前提条件
静電気放出を防ぐために、安全上の注意に従ってください。
手順
1. システムの電源をオフにします。
2. 両端でケーブルを装着し直します。
3. コントローラ カードを装着し直します。
4. ドライブを装着し直し、すべてのドライブがシステムに存在することを確認します。
5. システムの電源をオンにして、CTRL+R ユーティリティを開始します。または、外部構成をインポートするかクリアします。
6. プロンプトで<"F">を押して、外部構成をインポートします。
7. <"C">を押して、BIOS 設定ユーティリティを起動します。
仮想ディスクが冗長で、縮退状態に移行し、その後オフラインになった場合、構成のインポート後、再構築操作が自動的に開始
されます。ケーブルの抜け、または停電といった状況によって仮想ディスクが直接 オフライン状態になった場合、仮想ディス
クは再構築されることなく、最適状態でインポートされます。BIOS 設定ユーティリティまたは Dell OpenManage ストレージ管理
アプリケーションを使用して、手動で複数の物理ディスクの再構築を実行することもできます。
8. 問題が解決しない場合は、『Dell EMC PowerEdge サーバ トラブルシューティング ガイド』の「ハード ドライブのトラブルシュー
ティング」の項を参照してください。
ハードウェアの問題のトラブルシューティング 61