Users Guide
2. テープ ドライブにバックアップした仮想ディスクに対して、整合性チェックを実行します。
3. テープドライブから正常な物理ディスクに仮想ディスクを復元します。
仮想ディスクを作成できない
コントローラでサポートされていない RAID 設定を行っている可能性があります。次の項目を確認してください。
● コントローラにすでに何台の仮想ディスクが存在するか?コントローラはそれぞれ仮想ディスクの最大数をサポートします。
● ディスク上に十分な使用可能容量があるか?仮想ディスクを作成するために選択した物理ディスクには十分な使用可能空き容
量がある必要があります。
● コントローラが物理ディスクの再構築などの他のタスクを実行している可能性があり、コントローラが新しい仮想ディスクを作
成する前にそれらのタスクを完了する必要があります。
最小サイズの仮想ディスクが Windows Disk Management で認識されない
Storage Management で最小許容サイズを使用して仮想ディスクを作成した場合に、初期化後も仮想ディスクが Windows Disk
Management で認識されないことがあります。これは、仮想ディスクが動的の場合、Windows Disk Management は極端に小さいサ
イズの仮想ディスクしか認識できないためです。Storage Management を使用する際は、より大きいのサイズの仮想ディスクを作成
することをお勧めします。
Linux を実行するシステムでの仮想ディスク エラー
このタスクについて
Linux オペレーティング システムの一部のバージョンでは、仮想ディスクのサイズが 1 TB に制限されます。1 TB の制限を超えて仮
想ディスクを作成すると、システムは次のような動作をする場合があります。
● 仮想ディスクまたは論理ドライブへの I/O エラー。
● アクセス不能な仮想ディスクまたは論理ドライブ。
● 想定したサイズよりも小さい仮想ディスクまたは論理ドライブ。
1TB の上限を超える仮想ディスクを作成した場合は、次の手順に従ってください。
手順
1. データをバックアップします。
2. 仮想ディスクを削除します。
3. 1TB より小さい仮想ディスクを 1 つ、または複数作成します。
4. バックアップからデータを復元します。
Linux オペレーティング システムによって仮想ディスクのサイズが 1 TB に制限されているかどうかに関わらず、仮想ディスクの
サイズはオペレーティング システムのバージョン、および実施したアップデートまたは変更に基づきます。オペレーティング シ
ステムの詳細については、お使いのオペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に同じ物理ディスクを使用すること
に関連する問題
仮想ディスクを作成するときは、冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に同じ物理ディスクを使用しないようにします。
これはすべてのコントローラに適用されます。冗長仮想ディスクと非冗長仮想ディスクの両方に同じ物理ディスクを使用すると、
データ損失などの予期しない動作が生じる場合があります。
メモ: SAS コントローラでは、同じ物理ディスクセット上に冗長と非冗長仮想ディスクを作成することはできません。
PERC 5/E アダプタ上のアラームを有効にして、物理ディスクの障害発生時に警告
する
PERC 5/E アダプタは警告音を使用して、仮想ディスクまたは物理ディスクに関連する重大な警告イベントをアラートで知らせま
す。オンボード アラームの音は、BIOS 設定ユーティリティで有効または無効にすることができます。
88 ハードウェアの問題のトラブルシューティング