Owners Manual
モードごとのガイドライン
許可される設定はシステム BIOS で選択したメモリー モードによって異なります。
表 8. メモリー動作モード
メモリー動作モード 説明
最適化モード オプティマイザー モードを有効化すると、DRAM コントローラ
ーが 64 ビット モードで単独で動作し、メモリーパフォーマンス
が最適化されます。
ミラーモード ミラー モードを有効にすると、システムは同一の 2 個のデータ
のコピーをメモリーに保持するため、使用可能なシステム メモ
リーの総量は、取り付けられている物理メモリーの総量の半分に
なります。取り付けられたメモリーの半分は、アクティブな
DIMM のミラーリングに使用されます。この機能は最大の信頼
性を提供し、致命的なメモリー障害の間であっても、ミラーリン
グされたコピーへのスイッチ オーバーによってシステムを実行
し続けることができます。ミラー モードを有効にするインスト
ール ガイドラインでは、メモリー モジュールが同じサイズ、ス
ピード、テクノロジーであることを求めており、プロセッサーあ
たり 6 個を 1 セットにして装着する必要があります。
シングルランクスペアモード シングル ランク スペア モードでは、チャネルあたり 1 個のラン
クをスペアとして割り当てます。ランクまたはチャネルに修正
可能なエラーが多数発生した場合、それらはオペレーティング
システムが実行している間にスペア領域に移動され、エラーに
よって修正できない障害が発生することを防ぎます。各チャネ
ルには 2 個以上のランクを装着する必要があります。
マルチ ランク スペア モード マルチ ランク スペア モードでは、チャネルあたり 2 個のランク
をスペアとして割り当てます。ランクまたはチャネルに修正可
能なエラーが多数発生した場合、それらはオペレーティング シ
ステムが実行している間にスペア領域に移動され、エラーによ
って修正できない障害が発生することを防ぎます。各チャネル
には 3 個以上のランクを装着する必要があります。
シングル ランク メモリー スペアリングを有効にすると、
オペレーティング システムで利用できるシステム メモリーにお
いてチャネルごとに
1 ランク減少します。
たとえば、16 x 16 GB のシングルランク メモリーのデュアル プ
ロセッサー構成では、使用可能なシステム メモリーは 3/4(ラ
ンク/チャネル)x 16(メモリー モジュール)x 16 GB = 192 Gb で
あり、16(メモリー モジュール)x 16 GB = 256 GB とはなりませ
ん。マルチ ランク スペアリングでは、乗数が 1/2(ランク/チャ
ネル)になります。
メモ: メモリー スペアリングを使用するには、システム セッ
トアップの BIOS メニューでこの機能を有効にする必要があ
ります。
メモ: メモリー ペアリングは、マルチビットの修正不能な
エラーには対応できません。
Dell 耐障害性モード Dell 耐障害性モードを有効にすると、BIOS が耐障害性を持つメ
モリーの領域を作成します。このモードは、重要なアプリケーシ
ョンをロードするためにこの機能をサポートする OS、または
OS カーネルによってシステムの可用性を最大化できる OS で使
用できます。
メモ: この機能は、Gold およびプラチナの Intel プロセッサー
でのみサポートされています。
30 エンクロージャ コンポーネントの取り付けと取り外し