Owners Manual
Table Of Contents
- Dell EMC PowerEdge C6420 設置およびサービス マニュアル
- Dell EMC PowerEdge C6420の概要
- システムの初期セットアップと構成
- エンクロージャ コンポーネントの取り付けと取り外し
- システム診断
- ジャンパとコネクタ
- 困ったときは
- マニュアルリソース
モードごとのガイドライン
許可される構成はシステム BIOS で選択したメモリー モードによって異なります。
表 8. メモリー動作モード
メモリー動作モード 説明
[最適化モード] [オプティマイザー モード]を有効化すると、DRAM コントローラーが 64 ビット モード
で単独で動作し、メモリーパフォーマンスが最適化されます。
[ミラーモード] [ミラー モード]を有効にすると、システムは同一の 2 個のデータ コピーをメモリーに保
持するため、使用可能なシステム メモリーの総量は、取り付けられている物理メモリー総
量の半分になります。取り付けられたメモリーの半分は、アクティブなメモリー モジュー
ルのミラーリングに使用されます。この機能によって最高クラスの信頼性が付与されるた
め、致命的なメモリー障害の間であっても、ミラーリングされたコピーへのスイッチ オー
バーによってシステムを実行し続けることができます。ミラー モードを有効にするイン
ストール ガイドラインでは、メモリー モジュールが同じサイズ、スピード、テクノロジー
であることを求めており、プロセッサーあたり 6 個を 1 セットにして装着する必要があり
ます。
[シングルランクスペアモード] [シングル ランク スペア モード]では、チャネルあたり 1 個のランクをスペアとして割り
当てます。ランクまたはチャネルに修正可能なエラーが多数発生した場合、それらはオペ
レーティング システムが実行している間にスペア領域に移動され、エラーによって修正で
きない障害が発生することを防ぎます。各チャネルには 2 個以上のランクを装着する必要
があります。
[マルチ ランク スペア モード] [マルチ ランク スペア モード]では、チャネルあたり 2 個のランクをスペアとして割り当
てます。ランクまたはチャネルに修正可能なエラーが多数発生した場合、それらはオペレ
ーティング システムが実行している間にスペア領域に移動され、エラーによって修正でき
ない障害が発生することを防ぎます。各チャネルには 3 個以上のランクを装着する必要が
あります。
シングル ランク メモリー スペアリングを有効にすると、オペレーティング システムに使
用できるシステムメモリーはチャネルごとに 1 ランク少なくなります。
例えば、16 x 16 GB シングルランク メモリー モジュールのデュアルプロセッサー構成で
は、使用可能なシステムメモリーは 3/4(ランク/チャネル)x 16(メモリー モジュール)
x 16 GB = 192 GB であり、16(メモリー モジュール)x 16 GB = 256 GB とはなりません。マ
ルチ ランク スペアリングでは、乗数が 1/2(ランク/チャネル)になります。
メモ: メモリー スペアリングを使用するには、システムセットアップの BIOS メニュー
でこの機能を有効にする必要があります。
メモ: メモリー ペアリングは、マルチビットの修正不能なエラーには対応できませ
ん。
[Dell 耐障害性モード] [Dell 耐障害性モード]を有効にすると、BIOS が耐障害性を持つメモリーの領域を作成し
ます。このモードは、重要なアプリケーションをロードする機能をサポートする OS、また
は OS カーネルによりシステムの可用性を最大化できる OS で使用できます。
メモ: この機能は、Gold およびプラチナの Intel プロセッサーでのみサポートされてい
ます。
メモ: メモリー構成は、DIMM のサイズ、スピード、およびランクが同じである必要が
あります。
最適化モード
このモードは、x4 デバイス幅を使用するメモリー モジュールに対してのみ、SDDC(Single Device Data Correction)をサポートし
ます。特定のスロットに装着する必要はありません。
● デュアル プロセッサー:プロセッサー 1 から開始するラウンド ロビン順でスロットに装着します。
メモ: プロセッサー 1 とプロセッサー 2 の装着が一致している必要があります。
表 9. メモリー装着ルール
32 エンクロージャ コンポーネントの取り付けと取り外し