Owners Manual
14 システムについて
SAS コネクタの機能
ストレージスレッドの SAS エキスパンダ上には 2 個の SASx28 エキスパンダ
チップがあります。図
1-8 で LSI 28 ポート 6 GB エキスパンダ A ポートと
LSI 28
ポート 6 GB エキスパンダ B ポートとラベル付けされた各エキスパンダ
チップには、それぞれ固有の
SAS アドレスがあり、2 個の内部 SAS コネクタ
および
2 個の外部 mini-SAS コネクタに接続します。外部 mini-SAS コネクタ
は直接ケーブル接続をサポートしており、外部
mini-SAS x4 ケーブル
(
SFF-8088)はコンピュートスレッドの HBA/RAID カードと SAS エキスパン
ダの間をつなぎます。外部
mini-SAS A1/A2/B1/B2 コネクタは 12 台または
24
台のハードドライブすべてに接続します。内部 mini-SAS コネクタはハード
ドライブバックプレーン接続をサポートしており、ストレージスレッド内の
ハードドライブと
SAS エキスパンダは、ハードドライブバックプレーン経由で
通信します。
ストレージスレッドには
Expander Flash Utility(Xflash)が含まれていま
す。このユーティリティは、
SAS エキスパンダの SAS アドレスの識別、エキ
スパンダファームウェアバージョンの判別、
SAS エキスパンダのリセット、
または
SAS エキスパンダチップ上のファームウェアのアップグレードに使用す
ることが可能な
Windows または Linux ベースのコマンドラインユーティリ
ティです。
Expander Flash Utility の詳細に関しては、61 ページの
「
Expander Flash Utility の使用」を参照してください。
メモ:
ストレージスレッドのゾーニングを設定するときは、外部 mini-SAS コネク
タがゾーングループ
0、1、2、3 に分けられます。ゾーニングにより、各コン
ピュートスレッドは割り当てられたゾーン内のハードドライブにアクセスできるよ
うになります。