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ホットプラグ対応ドライブの保守
PowerEdge 第 14 世代以降のサーバーでは、NVMe PCIe U.2 2.5 インチ SSD モデル専用のホットプラグ保守機能がサポートされてい
ます。ホットプラグ保守機能を使用すると、サーバーの電源を切らずにこのデバイスの追加/取り外しができるようになるため、
サーバーの可用性を最大化するとともにダウンタイムを短縮することができます。
操作を実行する前にサーバーに通知するかどうかによって、2 通りのホットプラグ操作があります。
● 正常な取り外し — 操作の実行をシステムに通知した後に実行されます。
● 予期せぬ挿入および取り外し — 操作の実行をシステムに通知せずに実行されます。
注意: NVMe PCIe SSD の予期せぬ取り外しが行われた際に発生するデータ ロスまたはデータの破損を防ぐため、そのドラ
イブ上のデータが使用されていないことを確認してください。また、システムがシステム BIOS または HII 構成設定にアク
セスしている間は、ホットプラグ操作を実行しないでください。
注意: オペレーティング システムが応答しなくなるため、実行中のサーバーから非 RAID ブート ストレージ デバイスまた
はスワップ ファイル ストレージ デバイスを削除しないでください。
注意: システムから NVMe PCIe SSD を取り外す場合は、デバイス上のデータがシステムの動作にとって重要でないことを
確認してください。
予期されない取り外しは、次のオペレーティング システムを実行しているサポート対象の Dell 製システムに NVMe PCIe SSD が取
り付けられている場合にのみサポートされます。
● Windows Server 2019 以降
● VMware ESXi 7.0 パッチ リリース 7.0b、ビルド 16324942 以降。ホットプラグ操作は特定の構成に制限されています。ホワイト
ペーパー『VMware vSphere または vSAN を実行している Dell EMC PowerEdge サーバーでの NVMe ホットプラグ』を参照して
ください。
● Linux
○ Red Hat Enterprise Linux 8.2 以降
○ SUSE Linux Enterprise Server 15 SP2 以降
○ Ubuntu Server 20.4 以降
追加の Linux 要件については、ホワイト ペーパー『Linux オペレーティング システムを実行している Dell EMC PowerEdge サーバー
での NVMe の予期しない取り外し』を参照してください。
NVMe PCIe U.2 2.5 インチ SSD の予期しない取り外しに対応していないオペレーティング システムまたはアプリケーションに対
しては、OpenManage Server Administrator や Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)などの Dell EMC 管理ツールに、デ
バイスの適切な取り外しを行うための手順が用意されています。[OpenManage Server Administrator]で、[PCIe SSD サブシステム
の物理デバイス]ページに移動し、選択した SSD の[タスク]リストから[取り外し準備]を選択します。詳細については、
NVMe PCIe SSD の概要 5