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グローバルホットスペアを作成できない
グローバルホットスペアを作成できない場合は、次の原因をチェックします。
1. 空の物理ディスクがない、または物理ディスクが RAID 対応ディスクに変換されていない 、p. 55.
2. 対象の物理ディスクがすでに仮想ディスクに含まれている。
3. グローバルホットスペアに割り当てられた物理ディスクで障害が発生している 、p. 55.
4. グローバルホットスペアに割り当てられた物理ディスクが見つからない。
空の物理ディスクがない、または物理ディスクが RAID 対応ディスクに変換されて
いない
追加の物理ディスクを取り付け、それらを RAID 対応ディスクに変換します。既存の物理ディスクが Non-RAID(非 RAID)対応デ
ィスクの場合、RAID 対応ディスクに変換する必要があります。
警告: 物理ディスクが RAID 対応ディスクに変換されると、物理ディスク上の全データが失われます。
メモ: Non-RAID(非 RAID)ステータスの物理ディスクは、必要に応じて RAID 対応ディスクに変換できますが、Non-RAID(非
RAID)ではなくなります(RAID 対応ディスクへの変換により、PERC S140 設定情報が物理ディスクに追加されます)。
対象の物理ディスクがすでに仮想ディスクに含まれている
物理ディスクがすでに既存の仮想ディスクの一部である場合は、ホットスペアを選択できません。
グローバルホットスペアに割り当てられた物理ディスクで障害が発生している
システム起動時にプロンプトが表示されたら、Ctrl+R を押して BIOS 設定ユーティリティ(Ctrl+R)にアクセスします。BIOS 設
定ユーティリティ(Ctrl+R)で、View Virtual Disk Details(仮想ディスクの詳細を表示する) を選択して Enter を押します。グ
ローバルホットスペアとして指定した物理ディスクのステータスが Failed(故障)かどうか確認します。
1. 物理ディスクが故障したり、物理的な接続が外されていないか確認します。
2. 別の物理ディスクをグローバルホットスペアに割り当てます。
グローバルホットスペアに割り当てられた物理ディスクが見つからない
● 物理ディスクがバックプレーンやケーブル接続から取り外されていないか、コントローラから物理ディスクまでのケーブルが切
断されていないか、ケーブルに欠陥がないかを確認します。
● 再スキャンを実行して、物理ディスクがまだ見つからないか検証します。
専用ホットスペアが故障した
ホットスペアが故障した場合、次の原因をチェックします。
1. コントローラがホットスペアと通信できない。
2. 専用スペアが BIOS 設定ユーティリティに表示されない、またはオフライン 、p. 56。
コントローラがホットスペアと通信できない
1. コントローラから物理ディスクまでのケーブルが正しく接続されているか確認します。
2. 物理ディスクが引き続きグローバルまたは専用ホットスペアとして割り当てられていることを確認します。
3. ホットスペアとして割り当てられた物理ディスクが故障していないか確認します。
システムのトラブルシューティング 55