Owners Manual
DC 電源装置のケーブル接続の手順
本書では、–48 V DC 電源装置を搭載したシステムの –48 V DC 電源ワイヤおよび安全用接地線の要件およ
びケーブル接続の手順について説明します。
警告: –(48~60)V DC 電源装置を使用する装置の DC 電源接続およびアース接続は、適切な資格を
持つ電気技術者が行う必要があります。DC 電源またはアースの接続はご自分で行わないでください。
すべての電気接続は、システムの使用地域およびその国の条例と慣行に準拠する必要があります。デル
で認められていない修理による損傷は、保証の対象となりません。製品に同梱の安全にお使いいただく
ための注意をすべてお読みになり、指示に従ってください。
警告: アースが正しく取れていない場合は、エネルギーハザードが生じる可能性があります。
警告: システムのシャーシは、ラックキャビネットフレームへプラスアースを取る必要があります。ア
ース接続を行わないうちは、電源とシステムを接続しないでください。
注意: DC 電源接続およびアース接続は、適切な資格を持つ電気技術者が行ってください。システムは、
キャビネットフレームでアースを取る必要があります。すべての電気接続は、システムの使用地域およ
びその国の規則に従って行ってください。
注意: この装置は、DC 電源回路の接地導体を装置の接地線に接続できるよう設計されています。取り
付け手順を参照してください。この接続を行った場合は、以下の条件をすべて満たしている必要があり
ます。
• この装置は、DC 電源システムの接地電極導体が接続されている接地ターミナルバーまたはバスから、DC
電源システムの接地電極導体またはボンディングジャンパに直接接続する必要があります。
• この装置は、同じ DC 電源回路の接地導体と接地線の間が接続されているその他一切の装置、および DC
システムの接地点と同じ場所(たとえば、隣接するキャビネットなど)に設置する必要があります。DC
システムは別の場所でアースを取らないでください。
• DC 電源は、この装置と同じ建物内に設置する必要があります。
• DC 電源と接地電極導体の間の接地回路導体は、切り替えまたは取り外しを行うデバイスに接続しないで
ください。
注意事項
本製品は、National Electrical Code(American National Standards Institute(ANSI)/National Fire Protection
Association(NFPA) 70)に従って、立入制限区域(専用機器室、機器用クローゼットなど)に設置してく
ださい。
注意: 装置の配線には銅線のみを使用してください。特に指定がない限り、ソースとリターンの定格が
90 ºC(194 ºF)以上の 4 American Wire Gauge(AWG)ワイヤのみを使用します。– 48 / 60 V DC
(ワイヤ 1 本)を漏電電流定格の高い DC 用で定格 100 A の過電流保護分岐回路で保護します。
装置を AC 電源から電気的に絶縁された –48 V DC 電源(信頼できるアースが施された 48 V DC SELV 電源)
に接続します。– 48 V DC 電源がアースされていることを確認してください。
メモ: アース端子には、容易にアクセスできる電源切断装置(承認済みで適切な定格のもの)が組み込
まれている必要があります。
注意: より線による配線が必要な場合は、閉ループ処理や上向きラグを使ったスペード型処理など、認
可された終端処理を施してください。終端処理はワイヤのサイズに合わせて行い、導線と絶縁体で二重
に圧着してください。
注意: エネルギーハザードを避けるため、ユニットを設置するときは常にアース端子を最初に接続し、
取り外すときはアース端子を最後に取り外します。
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