Owners Manual
表 16. 動作時温度ディレーティングの仕様
温度 仕様
最高 35 °C(95 °F) 950 m(3117 フィート)を越える高度では、最高温度は 300 m
(547 フィート) ごとに 1 °C(1 °F)低くなります。
35~40 °C(95~104 °F) 950 m(3117 フィート)を越える高度では、最高温度は 175 m
(319 フィート) ごとに 1 °C(1 °F)低くなります。
40~45 °C(104~113 °F) 950 m(3117 フィート)を越える高度では、最高温度は 125 m
(228 フィート) ごとに 1 °C(1 °F)低くなります。
粒子状およびガス状汚染物質の仕様
次の表は、粒子状およびガス状の汚染物質による機器の損傷、または故障を回避するために役立つ制限を定義しています。粒子状
またはガス状の汚染物質物のレベルが指定された制限を超え、その結果として機器が損傷または故障した場合は、環境条件の是正
が必要になる可能性があります。環境条件の改善はお客様の責任となります。
表 17. 粒子状汚染物質の仕様
粒子汚染 仕様
空気清浄
データセンターの空気清浄レベルは、ISO 14644-1 の ISO クラス
8 の定義に準じて、95% 上限信頼限界です。
メモ: この条件は、データセンター環境にのみ適用されます。
空気清浄要件は、事務所や工場現場などのデータセンター外
での使用のために設計された IT 装置には適用されません。
メモ: データセンターに吸入される空気は、MERV11 または
MERV13 フィルタで濾過する必要があります。
伝導性ダスト
空気中に伝導性ダスト、亜鉛ウィスカ、またはその他伝導性粒
子が存在しないようにする必要があります。
メモ: この条件は、データセンター環境と非データセンター環
境に適用されます。
腐食性ダスト ● 空気中に腐食性ダストが存在しないようにする必要があり
ます。
● 空気中の残留ダストは、潮解点が相対湿度 60% 未満である
必要があります。
メモ: この条件は、データセンター環境と非データセンター環
境に適用されます。
表 18. ガス状汚染物質の仕様
ガス状汚染物 仕様
銅クーポン腐食度 クラス G1(ANSI/ISA71.04-1985 の定義による)に準じ、ひと月
あたり 300 Å 未満。
銀クーポン腐食度 AHSRAE TC9.9 の定義に準じ、ひと月あたり 200 Å 未満。
メモ: 50% 以下の相対湿度で測定された最大腐食汚染レベル
技術仕様 21