Users Guide
メモ: [システムの再利用または廃棄]オプションを指定すると、インベントリー収集の状態が[有効]にリセットされ、iDRAC
および BIOS の設定情報、工場出荷時のインベントリー、設定、Lifecycle ログ情報(履歴データおよび作業メモ)、不揮発性
(NV)キャッシュ、NVDIMM、オペレーティング システム ドライバー パック、ディスク消去、および診断プログラムが恒久的
に削除されます。システム消去の詳細については、次のリンクをクリックしてください:https://downloads.dell.com/manuals/
common/dell-emc-system-erase-poweredge-idrac9.pdf。この操作中、システムに関連するハードウェアおよびソフトウェアイン
ベントリデータも削除されますが、これらはサーバーの次回再起動時に再度作成されます。ファームウェアのロールバックに使
用できない、ファームウェアと旧バージョンの削除も行います。
メモ:
● [システムの再利用または廃棄]機能では、iDRAC 関連のライセンス情報は削除できません。
● PERC NV キャッシュは、そのサーバー上で PERC カードが使用可能な場合にのみ表示されます。
次が必要な場合は、この機能を使って機密データおよび設定関係の情報を削除します。
● 管理下システムを廃棄する。
● 管理下システムを別のアプリケーションに再利用する。
サーバ情報の削除
1. Lifecycle Controller を起動します。詳細については、「Lifecycle Controller の起動」を参照してください。
2. 左ペインで ハードウェア設定 をクリックしてから、システムの再利用または廃棄 をクリックします。
3. コンポーネントの選択 ページで、サーバー機能 および ストレージコンポーネント から削除する機能とコンポーネントを選択し
ます。
メモ: 各ストレージデバイスでサポートされている消去オプションが画面に表示されます。
メモ: ストレージディスクの消去には、ディスクサイズやスピードによって、時間がかかる場合があります。
4. Next(次へ) をクリックします。
削除用に選択された機能およびコンポーネントの概要が表示されます。
5. Summary(概要) ページの情報を読み、Finish(終了) をクリックします。
6. 操作が完了するとホストサーバの電源が切れ、iDRAC がリセットされます。
iDRAC がバックアップされたら、手動でホストサーバに電源を入れる必要があります。システム消去を行うために BIOS コンポーネ
ントを選択する場合、POST 中にその BIOS をデフォルトにリセットするためのフラグが設定され、サーバの電源が再度切れます。
ハードウェア診断
システム、およびシステムに接続されたハードウェアが正しく機能しているかどうかを検証する定期的なメンテナンス計画の一環
として、Hardware Diagnostics utility(ハードウェア診断ユーティリティ)を使用した診断を実行することが推奨されます。診断
ユーティリティには接続ハードウェアの物理的(論理的ではない)ビューがあるため、オペレーティングシステムや他のオンライン
ツールが識別できないハードウェア問題を識別できます。ハードウェア診断ユーティリティを使用して、メモリ、I/O デバイス、
CPU、物理ディスクドライブなどの周辺機器を検証することができます。
ハードウェア診断の実行
ハードウェア診断を実行するには、次の手順を行います。
1. Lifecycle Controller を起動します。詳細については、https://www.dell.com/support を参照してください
2. Lifecycle Controller の左ペインで ハードウェア診断 をクリックします。
3. 右ペインで ハードウェア診断の実行 をクリックします。
診断ユーティリティが起動します。
4. 画面の指示に従います。
診断テストが完了したら、テストの結果が画面に表示されます。テスト結果で報告された問題を解決するには、dell.com/
support で検索してください。
メモ: ハードウェア診断 ページを閉じるには、システムを再起動し、POST 中に <F10> を押して Lifecycle Controller を起動
します。
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