Users Guide

○ SCSI コントローラー（PERC 3、PERC 4）の場合は Ctrl+M を押します。
○ SAS/SATA コントローラー（PERC 5、PERC 6 以降のコントローラー）の場合は Ctrl+R を押します。
○ 5 分待ち、キャッシュのコンテンツをパージします。
○ コントローラー BIOS を再起動します。
○ エラーが排除されている場合、OS を起動します。
○ OS の起動に成功しない、および/またはエラーが解決しない場合、これは OS の問題である可能性があります。その他のト
ラブルシューティング手順については、テクニカル サポートにお問い合わせください。
● 物理 PERC コントローラーを確認する
1. DIMM および DIMM ソケットに損傷がないか点検します。
a. システムの電源を切り、システムから電源ケーブルを外します。
b. システムを 30 秒間放置し、残っている待機電力を放電させます。
c. PERC コントローラーを取り外します。このシステムのパーツの取り外しと取り付けについての情報は、www.dell.com/
poweredgemanuals にある『ユーザー ガイド』を参照してください。
d. RAID メモリ バッテリを取り外します。DIMM の取り付け後、メモリ バッテリを取り付け直してください。
e. 該当する場合は、コントローラーからメモリ DIMM を取り外します。
f. 曲がったピンやその他の損傷がないか DIMM ソケットをチェックします。損傷がないか、メモリ DIMM のエッジ コネク
タを確認します。
2. コントローラーに組み込み型メモリがあるか、メモリ ソケットに損傷がある場合は、デル テクニカル サポートにお問い合
わせください。
3. メモリが破損している場合、コントローラー メモリを交換する必要があります。デル テクニカル サポートにお問い合わせ
ください。
4. 損傷がない場合は、メモリ DIMM を交換して、コントローラーを取り付け直します。
5. 可能な場合は、コントローラー メモリを正常なメモリと交換します。
a. 正常なメモリがない場合は、デル テクニカル サポートにお問い合わせください。
b. このエラーが正常なメモリでは発生しない場合、デル テクニカル サポートにお問い合わせください。
c. 正常なメモリでもエラーが発生する場合は、デル テクニカル サポートにお問い合わせください。
メモ: エラーが解決しない場合は、ハードウェア エラーの可能性が高くなります。その他のトラブルシューティング手順につ
いては、デル テクニカル サポートにお問い合わせください。
PERC コントローラのメモリまたはバッテリ エラーのトラブルシューティングに関
する補足情報
POST 中に RAID コントローラのエラー メッセージが表示され、想定された情報のすべてがコントローラのキャッシュに含まれて
いないこと、または、ハード ドライブ宛てのデータにドライブへの書き込みができないかまだ書き込みが済んでいないデータが含
まれていることを示します。このエラーが発生する際の最も多い原因として次のものが挙げられます。
● サーバで通常のシャットダウン プロセスが実行されませんでした。停電や自然発生的な再起動が原因で、ドライブに書き込め
ない不完全なデータや破損したデータがキャッシュに残ることがあります。
● キャッシュ メモリに欠陥があります。キャッシュ メモリの不良が原因でデータが破損することがあります。このことが原因
で、OS 関連の問題や自然発生的な再起動が生じることがあります。
● サーバのシャットダウン中にバッテリの給電が遮断されました。NVCACHE（不揮発性キャッシュ）メモリを使用しないコント
ローラで利用されているバッテリは、サーバの電源が入っていないときに、キャッシュの内容を限られた時間（24～72 時間）
保持することができます。バッテリが放電されると、キャッシュの内容がすべて失われ、コントローラは、想定された情報の
すべてがキャッシュ メモリに含まれていないと認識します。NVCache を利用するコントローラ（H700/H800 コントローラの
一部、H710、H710P、H810 などの新型コントローラ）では、ほとんどの場合、バッテリが電源を維持するために必要な時間は
わずか 30 秒以下であるため、この問題が生じる可能性は非常に低くなります。
● PERC バッテリのメンテナンス
故障した疑いのある PERC バッテリや、OpenManage Server Administrator で警告記号が表示される PERC バッテリでは、手動の
学習サイクルを実行する必要があります。学習サイクルにより、バッテリの放電と再充電が行われ、バッテリが完全に機能す
る状態にまで復元されます。場合によっては、学習サイクルの手順を複数回実行して、バッテリが十分に充電された状態にま
で復元する必要があります。手動の学習サイクルを実行するには、OMSA（Open Manage Server Administrator）の［［バッテリ
のタスク］］ドロップ ダウン メニューから［［学習サイクルを開始］］を選択します。
ハードウェアの問題のトラブルシューティング 89