Users Guide
デバイスにデータを書き込むには、次のコマンドを実行します。
cd /mnt/pmemX
echo “Hello World” >>test.txt
システムをリセットすると、データは電源の入れ直しで永続的になります。
名前空間の削除
名前空間は、NDCTL コマンドを使用して削除できます。
ndctl destroy-namespace <namespace>
<namespace>は、次のコマンドを使用して取得できる namespaceX.Y のデバイス名です。
ndctl list -N
システム上のすべての名前空間を削除するには、コマンドの複数回の送信が必要になる場合があります。
メモ: BIOS セットアップから目標または領域を再構成すると、システム上のすべての名前空間が自動的に削除されます。
管理ユーティリティ
Linux ディストリビューションでは、ネイティブ ツール ndctl を使用して、不揮発性デバイスを管理します。
コマンドと構文の包括的なリストについては、オープンソース リソース pmem.io を参照してください。
DCPMM の正常性ステータスの確認
次の NDCTL コマンドを実行すると、システムに取り付けられている各 DCPMM の正常性ステータスが表示されます。
ndctl list -DHi
次のような正常性の情報が含まれます。
表 9. 正常性の情報
正常性フィールド Comment(コメント)
全体的な正常性の状態 Critical、Non-critical、ok
DIMM の温度 °C
スペアの割合/有効期間の割合 %
ユーザー設定のアラーム温度 アラームのスマート コントローラ温度閾値
ユーザー設定のアラーム スペア アラームのスマート スペア閾値
シャットダウン状態 Dirty または Clean データが以前の電源サイクル中に永続ドメイ
ンに正常にクリーニングされたかどうかを判断します。
Linux errata
1. DCPMM の初期メタデータ領域で修正不能なエラーが発生した場合、Linux 起動時にシステムが無限ループに入り、応答しなくな
ることがあります。
対策:カーネルのコマンド ラインで「modprobe.blacklist=nd_pmem」で起動して、エラーの発生を停止し、起動の進行を有効にし
ます。その後、アドレス範囲スクラブ機能がメモリをスクラビングして、間違ったアドレスの場所を特定するのに十分な時間
待ち、今後の起動時にマップされるようにします。
2. fstab での起動中に DCPMM がオートマウントするように設定されていると、Linux の起動が失敗し、非常時モードになります。
Linux 41