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はじめに
Dell EMC は、標準の DDR4 DIMM と同じフォーム ファクターを持つ不揮発性メモリである、インテルのデータ センター永続メモリ
モジュール(DCPMM)を提供するようになりました。
DCPMM には 128 GB、256 GB、512 GB の 3 つの容量があります。
DCPMM はサーバのメモリ スロットに取り付けられ、RDIMM および LRDIMM と互換性があります。
DCPMM は次の 2 つのモードで構成できます。
● メモリ モード
● アプリケーションダイレクト モード
メモリ モード:DCPMM は揮発性システム メモリとして動作し、取り付けられている RDIMM または LRDIMM は、DCPMM のキャ
ッシュとして動作します。
アプリケーションダイレクト モード:DCPMM は、バイト アドレス可能メモリ マップされた永続メモリとして動作します。
DCPMM と DRAM は、独立したメモリ リソースとして動作します。RDIMM または LRDIMM は、揮発性システム メモリとして動作
します。アプリケーションは、メモリ ロード コマンドまたは保存コマンドを使用して、永続メモリにアクセスできます。ブロック
デバイスとしてストレージにアクセスするレガシー アプリケーションは、PMEM ブロック ドライバを介して永続メモリ(PMEM)
にアクセスできます。
DCPMM には余分な電源装置やバッテリは不要であり、本質的に永続的です。
本書は、Dell PowerEdge システムに統合されたインテルの DCPMM テクノロジーの基本をお客様が理解するのに役立ちます。両方
の動作モードでのキー設定のインストールと設定の基本について説明しています。
トピック:
• システム要件
• 用語
システム要件
表 1. システム要件
コンポーネント バージョンの最小要件
システム R640、R740、R740xd、R840、R940、R940xa、MX740c および MX840c(2
および 4 ソケット システム)
プロセッサー 第 2 世代インテル Xeon Platinum または Gold プロセッサー
BIOS R640 - 2.3.10
R740/R740xd/R940 - 2.2.10
R840/R940xa - 2.3.10
MX740c/MX840c - 2.3.10
CPLD R640 - 1.0.6
R740/R740xd - 1.0.8
R840 - 1.0.6
R940 - 1.0.4
R940xa - 1.0.6
MX740c/MX840c - 1.0.6
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