Owners Manual
Table Of Contents
- Dell EMC PowerEdge MX740c 設置およびサービス マニュアル
- 本書について
- PowerEdge MX740cスレッドの概要
- システムの初期セットアップと構成
- システム コンポーネントの取り付けおよび取り外し
- ジャンパとコネクタ
- システム診断とインジケータ コード
- 困ったときは
- マニュアルリソース
Trusted Platform Module
TPM(Trusted Platform Module)は、暗号形式キーをデバイスに統合することによってハードウェアをセキュアにするために設計
された専用のマイクロプロセッサーです。ソフトウェアは TPM を使用してハードウェア デバイスを認証することができます。各
TPM チップには TPM の製造時に固有のシークレット RSA キーが組み込まれており、プラットフォーム認証操作を実行することが
できます。
TPM のアップグレード
前提条件
1. 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。
2. 「スレッド内部の作業を始める前に」の手順に従ってください。
3. ケーブルを外します。
4. ドライブ バックプレーンを取り外します。
メモ:
● お使いのオペレーティングシステムがインストールされている TPM モジュールのバージョンをサポートしていることを
確認します。
● お使いのシステムに最新の BIOS ファームウェアがダウンロードされインストールされていることを確認してください。
● BIOS が UEFI 起動を有効にするように設定されていることを確認してください。
このタスクについて
注意: 暗号化キーと共に TPM(Trusted Platform Module)を使用している場合は、プログラムまたはシステムのセットアッ
プ中にリカバリ キーの作成を求められることがあります。このリカバリ キーを作成して安全な場所に保管するようお客様に
指示します。このシステム基板を交換した場合、ドライブ上の暗号化データにアクセスするためには、システムまたはプログ
ラムを再起動する時に、リカバリキーを入力する必要があります。
注意: TPM プラグイン モジュールは取り付け後、その特定のシステム基板に暗号バインドされます。取り付け済みの TPM プ
ラグイン モジュールを取り外すと、暗号バインドが壊れて、再度取り付けることも別のシステム基板に取り付けることもでき
なくなります。
TPM の取り外し
手順
1. システム基板の TPM コネクタの位置を確認します。
TPM コネクタの位置を確認するには、「システム基板のジャンパとコネクタ」を参照してください。
2. モジュールを押し下げたまま、TPM モジュールに同梱の安全トルクス 8 ビットを使用してネジを外します。
3. TPM モジュールをコネクタから引き出します。
4. プラスチック製リベットを TPM コネクタから押し出し、反時計回りに 90° 回してシステム基板から外します。
5. プラスチック製リベットをシステム基板上のスロットから引き出します。
TPM の取り付け
手順
1. TPM のエッジコネクタを TPM コネクタのスロットの位置に合わせます。
2. プラスチック製のリベットがシステム基板のスロットに合うように、TPM を TPM コネクタに挿入します。
3. 所定の位置に収まるまでプラスチック製のリベットを押します。
システム コンポーネントの取り付けおよび取り外し 89