Users Guide
表 20. メモリチャネル (続き)
プロパティ 定義
● 最大数超過 — インポート用に選択した仮想ディスクの数は、対応デ
ィスクの最大数を超えています。
● 欠落した物理ディスクまたはスパン — インポートされる仮想ディ
スク内の 1 つ、または複数の物理ディスクまたはスパンが欠落して
います。
● 非対応 — 選択した RAID レベルをコントローラがサポートしていま
せん。
● 孤立したドライブ - 物理ディスクが交換され、RAID ボリュームの一
部ではなくなりました。構成をクリアする必要があります。
● 古い物理ディスク — インポートされる仮想ディスク内の物理ディ
スクには、古いデータが含まれています。
● 一部外部 - 仮想ディスクは既存の構成の一部です。この仮想ディス
ク内の一部の物理ディスクが外部ディスクです。
専用ホットスペア 外部ディスクが専用ホットスペアであるかを表示します。
このプロパティ情報に基づいて、外部設定をインポート、リカバリ、またはクリアするかを決定できます。
巡回読み取りレポートの表示
巡回読み取りレポートは、コントローラ上で実行されているすべての巡回読み取りについての情報を時系列順に提供します。最終
実行時刻や結果などの情報を提供します。巡回読み取りが失敗した場合、失敗の理由が表示されます。
巡回読み取りモードの設定
メモ: このタスクは、HBA モードで実行されている PERC ハードウェアコントローラではサポートされません。
巡回読み取りは、ディスクの故障とデータの損失または破壊を防止するために、ディスクエラーを検出してします。巡回読み取り
の設定タスクは、仮想ディスクまたはホット スペアとして使用されるディスクにのみ適用可能です。
巡回読み取りの設定タスクは、バックグラウンドで実行され、可能な場合はディスク エラーを修正します。巡回読み取りモードの
設定を自動に設定した場合は、コントローラが一定時間アイドル状態で他のバックグラウンド タスクがアクティブでないときに、
巡回読み取りが開始されます。この状態では、ディスクでの入出力アクティビティがない間にディスク エラーの識別と修正が行え
るため、巡回読み取りによってシステム パフォーマンスが向上します。
巡回読み取りタスクと競合するコントローラのアクティビティに基づいて、コントローラは巡回読み取り専用のシステム リソース
量を調整します。コントローラのアクティビティが活発な場合、巡回読み取りタスクの専用システム リソースは少なくなります。
次の状況では、巡回読み取りが物理ディスク上で実行されません。
● 物理ディスクが仮想ディスクに含まれていない、またはホットスペアとして割り当てられている。
● 仮想ディスクに物理ディスクが含まれ、現在次のタスクのうち 1 つを実行している。
○ 再構築
○ 再設定または再構成
○ バックグラウンド初期化
○ 整合性チェック
さらに、巡回読み取りは高負荷の I/O の動作中は一時停止され、その I/O が終了すると再開されます。
巡回読み取りモードを設定するには、目的の巡回読み取りモード オプションを選択します。使用可能なオプションには以下があり
ます:
● 自動 — 巡回読み取りタスクを開始します。タスク完了後は、指定された期間内に自動的に再実行されます。たとえば、一部の
コントローラでは巡回読み取りは 4 時間ごとに実行され、他のコントローラでは 7 日ごとに実行されます。巡回読み取りタスク
は、タスクの各反復が完了した後の指定期間内に再開され、システム上で継続的に実行されます。巡回読み取りタスクが 自動
モードで実行中にシステムが再起動した場合、巡回読み取りは 0 パーセント(0%)から再開します。巡回読み取りタスクを[自
動]モードに設定すると、ユーザーがタスクを開始または停止することはできません。[自動]モードはデフォルト設定です。
メモ: 自動モードにおいて巡回読み取りタスクが実行される頻度に関する詳細は、お使いのコントローラのマニュアルを参
照してください。
ハードウェアの問題のトラブルシューティング 85