Reference Guide
表 4. [Memory Settings]の詳細 (続き)
オプション 説明
オプションが[次回起動時に再トレーニングする]に設定されている場合、
次回の起動時に、システムは 1 回限りのフル メモリー トレーニング手順を
強制的に実行し、次回起動時の起動時間は遅くなります。
オプションが[有効]に設定されている場合、
システムは毎回の電源投入時にフル メモリー トレーニング手順を強制的に
実行し、起動時間は毎回遅くなります。
[修正可能なエラー ログ] 修正可能なエラー ログを有効または無効にします。このオプションは、デ
フォルトで[有効]に設定されています。
[ ダーク メモリー:使用可能な合計メモリー] ダーク メモリー機能を有効または無効にします。ダーク メモリー機能を使
用すると、ソフトウェアがメモリー サイズを変更できます。このオプショ
ンは、デフォルトで[無効]に設定されており、パーソナリティー モジュ
ールで有効にする必要があります。
プロセッサー設定
[Processor Settings]画面を表示するには、システムの電源を入れ、F2 を押して、[System Setup Main Menu] > [System BIOS]
> [Processor Settings]をクリックします。
表 5. [Processor Settings]の詳細
オプション 説明
[論理プロセッサー] 各プロセッサー コアは最大 2 つの論理プロセッサーをサポー
トします。このオプションが[Enabled]に設定されている場
合、BIOS にはすべての論理プロセッサーが表示されます。この
オプションが[Disabled]に設定されている場合、BIOS にはコ
アあたり 1 個の論理プロセッサーのみが表示されます。このオ
プションは、デフォルトで[有効]に設定されています。
[ CPU インターコネクト スピード] システム内のプロセッサー間の通信リンクの頻度を制御するこ
とができます。
メモ: 標準的/基本的なビンのプロセッサーは、低いリンク
周波数をサポートします。
使用できるオプションは、[最大データ速度]、[11.2 GT/s]、
[10.4 GT/s]、[9.6 GT/s]です。このオプションは、
デフォルトでは[最大データ速度]に設定されています。
[最大データ速度]は、
プロセッサーがサポートする最大頻度での BIOS による通信リ
ンクの実行を示します。プロセッサーがサポートするさまざま
な周波数の中から、特定の周波数を選択することも可能です。
最適なパフォーマンスを得るには、[最大データ
速度]を選択する必要があります。通信リンクの頻度が下がる
と、
ローカル以外のメモリーへのアクセス パフォーマンスと
キャッシュの一貫性のトラフィック パフォーマンスに影響し
ます。特定のプロセッサーからのローカル以外の I/O デバイス
へのアクセスが遅くなる可能性があります。
ただし、パフォーマンスよりも節電を優先する場合は、
プロセッサーの通信リンクの頻度を下げることができます。頻
度を減らす前に、一番近くにある NUMA ノードへのメモリーと
I/O のアクセスをローカライズして、
システム パフォーマンスへの影響を最小限に抑える必要があ
ります。
プレオペレーティング システム管理アプリケーション 7