Users Guide
ロード中のファームウェアが有効でない場合、エラーメッセージが表示されます。再起動を必要としないア
ップデートは即時に適用されます。システム再起動を必要とするアップデートはステージングされ、次のシ
ステム再起動時に実行されるようにコミットされます。すべてのアップデートを実行するために必要なシス
テム再起動は 1 度のみです。
ファームウェアのアップデート後、システムインベントリ ページにアップデートされたファームウェアバー
ジョンが表示され、ログが記録されます。
サポートされているファームウェアイメージファイルの種類は、以下の通りです。
• .exe — Windows ベースの Dell Update Package(DUP)
• .d7 — iDRAC と Lifecycle Controller ファームウェアの両方が含まれています。
.exe 拡張子のファイルには、システムコントロール権限が必要です。リモートファームウェアアップデート
のライセンス対象機能、および Lifecycle Controller が有効になっている必要があります。
.d7 拡張子のファイルには、設定権限が必要です。
メモ: 第 13 世代 PowerEdge サーバーでは 2.xx.xx.xx から、第 12 世代 PowerEdge サーバーでは 1.5x.
5x または 1.6x.6x からファームウェアバージョン 2.10.10.10 に直接アップグレードできます。
メモ: iDRAC ファームウェアのアップグレード後、NTP を使用して iDRAC 時間をリセットするまで、
Lifecycle Controller ログに表示されるタイムスタンプに違いが生じる場合があります。Lifecycle ログ
は、iDRAC 時間がリセットされるまで BIOS 時間を表示します。
ファームウェアのアップデートは、次の方法で実行できます。
• ローカルシステムまたはネットワーク共有でファームウェアイメージファイルを使用する。
• 使用可能なアップデートのカタログが含まれる FTP、TFTP、または HTTP サイトあるいはネットワーク
リポジトリに接続する。Dell Repository Manager を使用して、カスタムリポジトリを作成できます。詳
細については、『
Dell Repository Manager Data Center ユーザーズガイド』を参照してください。iDRAC
は、サーバーとリポジトリの場所、または FTP サイトにインストールされている BIOS とファームウェア
の違いを自動的に提供します。リポジトリに含まれる適用可能なアップデートは、すべてシステムに適用
されます。この機能は iDRAC Enterprise ライセンスで使用可能です。
• FTP サイトまたはネットワークリポジトリの場所にあるカタログファイルを使用した定期的な自動ファ
ームウェアアップデートをスケジュールする。
次の表に、ファームウェアを特定のコンポーネントで更新した場合にシステムの再起動が必要かどうかを示
します。
メモ: 複数のファームウェアのアップデートを帯域外の方法で適用する場合、アップデートは不要なシ
ステム再起動の回数を減らすため、最も効率的な順序で行われます。
表 7. ファームウェアアップデート — 対応コンポーネント
Component Name
(コンポーネント名)
ファームウェアのロ
ールバックをサポー
トしていますか(は
い、または、いいえ
)
帯域外 — システム
再起動の必要性
帯域内 — システム
再起動の必要性
Lifecycle
Controller GUI
— 再起動の必要
性
診断 いいえ いいえ いいえ いいえ
オペレーティングシ
ステムのドライバパ
ック
いいえ いいえ いいえ いいえ
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