Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell EMC システム管理概要ガイド
- 目次
- Dell EMCシステム管理
- システム管理製品概要
- シャーシおよびサーバマネージャ
- Dell EMC コンソール
- 自動化イネーブラ
- サードパーティコンソールとの統合
- System Center Operations Manager(SCOM)向けDell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center(OMIMSSC)
- System Center Configuration Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center
- Microsoft System Center Configuration Manager 向け Dell EMC Server Deployment Pack
- System Center Virtual Machine Manager 向け Dell EMC OpenManage Integration for Microsoft System Center
- Microsoft System Center Virtual Machine Manager 向け Dell EMC Server PRO System Center Management Pack
- Dell EMC OpenManage Integration with Microsoft Windows Admin Center
- Dell EMC OpenManage Integration for VMware vCenter
- OpenManage Integration with ServiceNow
- BMC Software
- サードパーティシステム管理コンソールとの接続
- Dell EMC アップデートユーティリティ
- レガシー - Dell EMC ハードウェア管理ツール
- Dell EMCサポート サイトからのサポート コンテンツへのアクセス
- Dell EMC へのお問い合わせ
されたツールで、使いやすさ、自動化、柔軟性を強化します。DSU は、RHEL、SLES、Ubuntu、Windows Server など、幅広いオペ
レーティングシステムで機能します。
Dell EMC System Update バージョン 1.7 以降を使用すると、Windows および Linux を介したインバンド、または iDRAC9 を介した帯
域外のいずれかを使用して、リモート システムへのアップデートを実行できます。
メモ: DSU v1.4 以上は、Smart ブート可能な ISO を容易に作成できるように強化されています。
詳細については、https://www.dell.com/support/kbdoc/000130590 を参照してください。
Dell EMC OpenManage Ansible Modules
Dell EMC OpenManage Ansible Modules を使用すれば、データ センターや IT 管理者は Red Hat Ansible を利用して、PowerEdge サー
バーのプロビジョニング、構成、導入、アップデートを自動化しオーケストレートすることができます。Dell EMC OpenManage
Ansible Modules は、iDRAC、OpenManage Enterprise、および OpenManage Enterprise Modular に組み込まれた管理自動化機能を使用
します。Ansible は、システムの設定、ソフトウェアの導入、より高度な IT タスク(継続的な導入やダウンタイムゼロのローリン
グアップデートなど)の実行が可能な自動化ツールです。データ センターと IT 管理者は、PowerEdge サーバー向け OpenManage
Ansible Modules を使用することで、自社インフラストラクチャの迅速な導入、サーバー構成の変更、既知のベースラインに対する
設定誤差の管理などを行うことができます。
詳細については、https://www.dell.com/support/kbdoc/000177308/を参照してください。
iDRAC Restful API(Redfish 標準ベース)
iDRAC は、PowerEdge サーバーのスケーラブルな自動管理を可能にする、標準ベースのさまざまなアプリケーション プログラミン
グ インターフェイス(API)を提供します。標準のシステム管理 API は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)や
DMTF(Distributed Management Task Force)などの組織によって開発されたものです。これらの API は、管理機能(検出、インベ
ントリ、正常性ステータスのチェック、設定、アップデート、電源管理など)を自動化するために、商用のシステム管理製品と、
IT スタッフによって開発されたカスタムプログラムやスクリプトで広く使用されています。iDRAC でサポートされている API に
は、次のものがあります。
● iDRAC RESTful API:DMTF Redfish 標準に基づいて Dell EMC オペレーションを拡張する RESTful インタフェースを提供しま
す。これには、RESTful サーバー設定、モジュラー型サーバー機能のサポート、OS ネットワーキングの詳細なインベントリー
とステータスが含まれています。
● Redfish 対応の iDRAC RESTful API:2015 年、DMTF Scalable platforms Management Forum は、Redfish 対応の iDRAC RESTful
API を公開しました。これは、業界標準のオープンな仕様とスキーマであり、スケーラブルなハードウェアプラットフォームを
シンプルかつセキュアな最新手法で管理したい IT 管理者のニーズを満たすよう設計されています。Dell EMC は iDRAC RESTful
API に大きく貢献しており、SPMF の共同議長を務め、iDRAC RESTful API のメリットを啓蒙するだけでなく、業界をリードす
るシステム管理ソリューションを通じたメリットの提供に尽力しています。iDRAC RESTful API は、ハイパーメディア RESTful
インタフェース内のデータモデル表現を使用した、次世代の管理標準です。このデータモデルは、標準のマシンが読み取れる
スキーマによって定義されており、JSON で表現したメッセージのペイロードと OData v4 プロトコルが用いられます。
その他の組み込み型管理自動化インターフェイス
● WSMan:2008 年に DMTF によって最初に公開された Web Services For Management(WSMan)API は、iDRAC が提供する最も
成熟した最も堅牢な API です。WSMan は、共通情報モデルを用いてモデル化されたデータと共にシンプルオブジェクトアクセ
スプロトコル(SOAP)を使用します。WSMan は、管理アプリケーションと管理下リソースとの間に相互運用性を提供するほ
か、Web サービス仕様と使用要件のコアセットを識別して、すべてのシステム管理の中心となる一般的な操作セットを公開し
ます。
メモ: WSMan は廃止され、サポートされなくなりました。
● IPMI:Intelligent Platform Management Interface(IPMI)は、LAN およびシリアルインタフェースの両方で動作可能な、メッセ
ージベースのハードウェアレベルのインタフェース仕様です。IPMI は、サーバーのベンダー、システム管理ソリューション、
およびオープンソースソフトウェアによって幅広くサポートされています。
● SNMP:Simple Network Management Protocol(SNMP)は、ネットワークデバイスの管理の標準化に貢献しています。SNMP
によって、ネットワークスイッチとルーターの監視用に作成された商用の管理コンソールで、x86 サーバーも監視できるように
なります。SNMP は主にシステム上の問題を管理者にアラートするイベントメッセージの配信に使用されますが、サーバの検
出、インベントリ作成、設定にも使用できます。
16 システム管理製品概要