Users Guide
RAID 0 の特徴
• n 個のディスクを、(最小ディスクサイズ)* n 個分のディスク容量を備えた 1 つの大容量仮想ディスクとしてまとめます。
• データは各ディスクに交互に保存されます。
• 冗長データは保存されません。1 つのディスクに障害が発生すると大容量仮想ディスクにもエラーが発生し、データを再構築す
る方法はありません。
• 読み書きのパフォーマンスが向上します。
RAID レベル 1(ミラーリング)
RAID 1 は冗長データを維持する最もシンプルな方式です。RAID 1 では、データは 1 台または複数台の物理ディスクにミラー化(複
製)されます。1 台の物理ディスクが故障すると、ミラーのもう一方のデータを使用してデータを再構築できます。
RAID 1 の特徴
• n + n 個のディスクをディスク n 個分の容量を持つ 1 つの仮想ディスクとしてグループ化します。Storage Management で現在
サポートされているコントローラでは、RAID 1 の作成時に 2 つのディスクを選択できます。これらのディスクはミラー化され
るため、ストレージの総容量はディスク 1 つ分に等しくなります。
• データは両方のディスクに複製されます。
• いずれかのディスクで障害が起きても、仮想ディスクの動作は中断されません。データは、故障したディスクのミラーから読
み取られます。
• 読み取りパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは若干低下します。
• 冗長性でデータを保護します。
• RAID 1 では冗長性なしでデータを保存するのに必要なディスク数の 2 倍のディスクを使用するため、ディスク容量の点ではよ
り高価です。
RAID レベル 5(分散パリティを用いたストライピング)
RAID 5 は、データのストライピングをパリティ情報と組み合わせることでデータの冗長性を実現します。物理ディスクをパリティ
専用に割り当てるのではなく、パリティ情報はディスクグループ内のすべての物理ディスクにストライピングされます。
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ストレージデバイスの管理